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内容説明
アニメーションとは何か。いつ、どこで、誰がどんな作品を創ったのか。今や全盛のデジタルアニメーションや著作権問題など最新事情を踏まえた、アニメーション学の新定番。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
63
あくまでも入門書であり、広く浅くという感触ではあるものの、歴史や技術、作品などは最新のものも取り扱っている。特に外国のアニメ作品の充実っぷりはなかなかで、確実に視野が広がる。2017/03/29
きいち
37
アニメーションは「省略の芸術」だという。あくまで人工的な絵、一つの画面やシーンからだけの情報量はかなり少ない。でもそれに感動できてしまうのは、観る者が自分の想像力から情報を付加し、「観客自ら作品を完成させる」からだ、と。◇つまり人気のある作品は、多くの観客が何を付加できるかを良くわきまえ、皆がスムーズに参加できる高い技術で創られた作品なのだろう。いくらいい作品でも乗り切れないものがあるのはそのためか。普遍性の高さもまた技術だ。◇歴史、制作体制、海外事情、そして様々なクリエイターと紹介の幅は広く、飽きない。2017/05/12
リキヨシオ
23
日本や世界のアニメーションの歴史やアニメーションの真理を追究するアニメーション学について述べられた貴重な1冊。そもそも深夜で放送されるアニメはアニメーションという大きな分野の1つに過ぎず、アニメーションの定義は、絵、人形、切り絵など動かない素材を動いている様に見せる映画技法との事。過去3度のアニメブームの中で昭和アニメを彩った2D=セル技術への愛着から3D・CG=デジタル化の波に乗り遅れたからこそ2Dのキャラクターと3D・CGの背景が絶妙にハイブリッドした日本特有のアニメがあるのは感慨深い。2017/12/06
Ecriture
7
日本・海外どちらのアニメーション史もおさえてある良書。アニメでも何でも、どういう研究アプローチがあるか知ることがまず重要で、技術・サウンド・演技・観客(受容)・スタジオ史・産業論・観光学など紹介されている。研究動向の紹介だけでなく、問題点とその解決法、制度改革案の提示まで行っている点が素晴らしい。アニメ制作者・批評家・研究者の間の情報共有のズレはどう調停するのか、日本のアニメ分野におけるカルスタ手法が海外の流用で説得力を欠く現状をどう打破するか。アニメーションを学部開講する際に必要な制度的改革とは。2017/04/09
天乃かぐち。
2
電子図書館。走り読み。2024/08/12
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