内容説明
衰退した幕府を救うため、京の都に旗を立てる! 家督相続を巡る内乱――花蔵の乱――に勝ち、第九代当主となった今川義元。その軍師として、北条家、武田家との間で三国同盟を仕掛けるなど、「戦国大名・今川家」の力を養った太原雪斎。永禄三年、駿河・遠江・三河の兵を率いた義元は、遂に上洛の軍旅を催すのだが……。「東海の覇権」を担った二人の活躍と悲運の結末を描いた力作長篇小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
高山
4
今川義元がどうのというよりも雪斉が凄いと思いました。まず義元の才能を見出だし開花させた事。軍師として武田・今川・北条の三国同盟を結んだ事。歴史にもしもはないけれど雪斉が生きていれば義元の運命も変わったかもと思わせる、魅力的な人物でした。2015/07/16
土方ゆきこ
1
太原雪斎と今川義元の絆の強さが描かれた作品だった。 軟弱なイメージの強かった今川義元のイメージをがらりと変えた一冊。 桶狭間の戦いが、最初は信長の降伏の気持ちから始まったとする説は、新しいのかなとも思う。 静岡出身の武将の小説をようやく読めて、満足しました。2017/09/22
Ryuji
0
★★★★★
けんちきまる
0
東海それに近隣の有名な武将にも認められ恐れられていた軍師。謀略というものは、ここぞというときにしか使ってはいけない。使いすぎると逆に自分がやられる。これは、印象に残りました。人の非凡さを見抜く能力もあったようです。8/17から2010/08/21
shinko0925
0
もし、桶狭間の戦いに太原雪斎が存命だったならば、、、桶狭間の戦いはそもそも無かったのでは?その後の歴史も大きく異なるものになったのでは?と思わずにはいられません。今川義元・太原雪斎VS織田信長。見てみたかった。。。
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