新潮文庫<br> 星の王子さま

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新潮文庫
星の王子さま

  • ISBN:9784102122044

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内容説明

砂漠に飛行機で不時着した「僕」が出会った男の子。それは、小さな小さな自分の星を後にして、いくつもの星をめぐってから七番目の星・地球にたどり着いた王子さまだった……。一度読んだら必ず宝物にしたくなる、この宝石のような物語は、刊行後七十年以上たった今も、世界中でみんなの心をつかんで離さない。最も愛らしく毅然とした王子さまを、優しい日本語でよみがえらせた、新訳。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kircheis

893
★★★★★ 不朽の名作。 児童書の代表格だが、大人が読んでも(又は大人になってから読むと)難解なように思う。 短い話の中に「おとなは、だれも、はじめは子どもだった」や、「心で見なくちゃ、ものごとはよく見えない」等の名言があふれている。2019/03/01

mitei

695
20世紀に世界でもっとも売れた本といえば聖書、資本論と星の王子さまと言われるので興味を持って読んで見た。読んでみるととても幻想的な雰囲気の本だった。星の王子さまって不思議な存在だな。2017/01/26

zero1

685
大切なものは目には見えない。 どれだけの読者がこの一文の意味を考えただろうか。 説明不要の世界的名作。 小惑星にいた王子が地球に来る。 砂漠で不時着した飛行士と出会う。 サンテックス(愛称)は実際に飛行士で砂漠に墜ちた経験からこの作品を描いている。 フランスでこの作品は、10歳の子が読むものとされているらしい。 ならば、バラの意味とか「目には見えない」とか深く考えずに読んで感じればいいのかもしれない。 深く考えると、帽子とウワバミを見間違えてしまうかも。 意味不明の計算をする大人になるかもしれない。2018/10/19

bunmei

572
世界中に愛された一冊。高校時代の彼女のが読んでいたので、手にとりましたが、当時は全く意味がわからなかった…(笑)先日、箱根の『星の王子さまミュージアム』を訪れ、デュペリの足蹠に触れる機会があり、何十年振りかの再読。王子は小惑星に咲いたバラの花との仲違いから様々な星に出かけ、いろいろな人に出逢います。それらのエピソードを通して、生きる意味や本当に大切なものは目に見える所に無く、心で探さなければならない事を教えてくれています。あまり深く読み取るというより、感覚的な感性で読み進めた方が良いと思います。2017/08/08

のっち♬

466
「おとなだって、はじめはみんな子どもだったのだから」子供の心を失った大人に向けての示唆に富んだファンタジーで、詩的な質感も帯びている。「ものごとはね、こころで見なくてはよく見えない。いちばんたいせつなことは、目に見えない」現代の変ってる大人たちの痛烈な風刺に始まり、絆を結ぶことの大切さ、その責任の永遠性、ひいては愛・生命の本質へ繋がる様から、著者の豊かな夢想や創造力が伝わってくる。ほんとうの絆はお金で買えない、時間と余裕のない大人には知ることができない。探しているものはバラの花の中、水の中にだってあるのだ2020/04/26

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