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内容説明
本書は、サラリーマン経験を経てカウンセラーになった著者が、ほんとうの自分の感情や自分らしさを見つけることで、新しい人間関係をつくっていく方法を、やさしく、わかりやすく語る一冊。人間関係のなかで大きなダメージとなるモラルハラスメントについても、即使える対処法をアドバイスします。
目次
はじめに
第1章 うまくいっていない自分
第2章 なぜうまくいかないのだろうか?
第3章 モラルハラスメントにあったら
第4章 自分の中の隠れた感情に気づこう
第5章 自分を少しずつ変えてみよう
第6章 自分を歪めずに見つめるということ
参考文献
おわりに
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なるみ(旧Narumi)
26
読友さんに貸していただいた一冊。読了まで時間がかかりましたが、無事読み終えました。ハラサーへの具体的対応方法が載っているのも参考になりましたが(しかしハラサー対応が参考になるという感想が出てしまう悲しさ)、私には後書きが一番ためになりました。『共感という感情を人間関係の中で活かす』ために、自分の感情をまずはよく知ることの大切さと自己受容があればこそ、ハラサーにもある意味柔軟に対応できることの関係性が、なんとなくでもわかったことが本書を読んで得られた気づきでした。2016/04/25
中島直人
14
人間関係について。少し楽観的過ぎるのではと感じる部分もあったが、基本的にはバランスの取れた、ためになる本との印象。まずは、相手の存在を相対化することで、それに対する自分の感情を客体視することが、第一歩になるということか。2018/06/15
むいむい
9
体に違和感がないか感じてみる。これ、本当にやってみようと思う。私はあまり人と共感できないと感じてて、それがとても寂しくて、つまらなくて、ダメな気がしてる。自己一致の状態になれた時、誰かや何かに共感できるかもしれない。今は、誤魔化すのにいっぱいいっぱいなだけかも。そう思った。2017/03/03
Shin
6
「いい人を演じてしまう」、「決められない」、「がんばりすぎる」、「隠れる」という4つのケースに大別し、それぞれどのように人間関係を築いていけばよいのか、また、モラルハラスメントの対処法についても書かれている。そして、自分の考え方のくせ(自動思考)を掴み、それを変えていくことにより、人間関係を改善していこうという試み。一気に変えるのは難しいが、常に心掛けていくのは良いだろう。2014/04/05
Humbaba
4
人はつい自分を良く見せようとする.無論,軽くできることならばそれもよいだろう.しかし,多くの場合,自分の限界までそれを続けてしまう.そうならないようにするためにも,素のまま自分を出しても良いということにまず気づくことが大切である.2010/12/15