内容説明
「諦め」とは、人生を軽やかにする「究極の勝ち方」である。 麻雀で20年間無敗の伝説の勝負師が説く「諦める」という本当の強さとは? 麻雀だけでなくその深い洞察力や奔放な生きざまで多くの人々を魅了する著者の新境地。 「諦め」とは無責任に投げ出すことでも捨て去ることでもない。 物事をシンプルに捉えるという前向きな「決断」。 勝負の機微を知り尽くした勝負師が教える「勝負強さ」を生み出す知恵。 壁を超えて、シンプルに生きる43のヒント! 諦めて、捨てて、見切るからこそ道は拓ける!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コウメ
56
読みやすい1冊。最初は博打のオッサンが何言ってるだ!って思ったけど読み終わった時には感服した。/「多くの選択肢を捨てる」今等身大で生きることが難しくなっている受ける情報の量が多いほど欲望は刺激され、膨らんでいく。だが欲望の数が増え、大きくなるほど、必然的に叶えれないものがたくさん出てくる。それを簡単に捨てることができたらいいが、それが難しいから葛藤がおこる。/「見かけの強さを捨てる」私は勝つことではなく、強さをずっと求めてきた。勝つことは常に変わるが、強さは変わらない。2019/10/13
ぁー
4
諦めるとは、全てを投げ出すことではない。やるべき事を1つに絞るために、他の事を一度みないようにすること、と著者は言っている。これは、当たり前であり、凡人にはやろうとしても出来ないことだな、と思う。やらなきゃならないと思っていることに押し潰されている私。他を見ないようにしても結局は、あっちゃこっちゃ手を出してやることを絞れない。そしてやらないのスパイラル。この本を読めば、精神を鍛えられる方法が身に付く。とってもいい本でした。2021/01/30
mat
0
シンプルに生きたいです。2017/03/02
IGBB
0
「諦める」ことの本質を説いた本のなかでは個人的に最高峰の一つである。やはり何といってもこのフレーズ、「諦めることは『始まり』である」‥‥これが土台である。「自分への執着を諦める」諦めることで達する静かで余裕ある心持ち。「ときには風に身を委ねる」風とは自然の感覚に委ねたときに生まれる流れのようなもの。珠玉の言葉が続くが、以下はよく他の本でも見かけるがやはり出てきたかというフレーズ。「ほんの些細なことにも感謝する気持ちをいつも持っていれば、次第に自分を肯定的に見られるようになる」‥‥この境地に早く到達したい。2022/10/04