- ホーム
- > 電子書籍
- > ビジネス・経営・経済
内容説明
自民党農林水産部会長の小泉進次郎氏は語る。「夜間に人工知能が搭載された収穫ロボットが働いて、朝になると収穫された農作物が積み上がっている未来がある」と――。21世紀の農業はAIやビッグデータやIoT、そしてロボットを活用したハイテク産業、日本の得意分野だ。その途轍もないパワーは、地方都市を変貌させて国土全体を豊かにし、自動車産業以上のGDPを稼ぎ出し、日本人の美味しい生活を進化させる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
R
32
新しい農業の形として、AIやロボットを活用した事例を様々紹介している本でした。正直な感想として、とってだしの情報だなというところで、華々しい取り組みがどうなっていくか、なんなら、今も続いているか、継続性が気にかかる内容でした。派手さはあるものの、根付かないのではないかと懸念される技術や運用に思えるため、より生かされたAIなり、ロボットなりが出てくる未来を期待したい。データをとる技術が進み、勘を検証できるのは確かなんだが、コストがペイできるのかが気になります。2018/12/03
みやけん
29
★★★☆☆日本はロボットAIでもディープラーニングでしか戦えないのか。細やかさで勝負ですね。2019/11/08
テイネハイランド
19
図書館本。著者は、日本農業新聞で8年間記者として活動した経歴を持つフリーライター。人手不足や後継者不足、補助金漬けの非成長産業という負のイメージがあった農業ですが、ハンデがあるからこそ、AI(人工知能)やIOT(モノのインターネット化)といった最先端技術が導入しやすくなっています。現時点でも官学民一体の研究開発が進行中で、日本の農業は徐々に国際競争力のある成長産業に変革しつつあるという見通しが得られました。(減農薬・減化学肥料)の農産物のコスト低減のためにも最先端技術が有効に活用されることを望みます。2017/10/20
izw
12
発売直後に三省堂で購入していたのだが、なかなか読みは読み始められず、積読していたが、日経新聞4月15日の書評欄に取り上げられているのを見て、読み始めた。農家の平均年齢が66.4歳、体力的なこともあり農家の実質的定年が70歳なので、ここ数年で大量離農が確実。この機会に農地を集中させ、AI、IoTというテクノロジーを駆使することで、農業の生産性が飛躍的に向上する。それを阻害しているのがJAという巨大組織だという。2017/04/19
Porco
9
2017年の発刊。IoTやAIやロボットやで農業の新時代が幕を開けようとしている様子を取材していますが、8年経ってもそれほどには普及せず、米不足になったということなのか。本書でも、高齢化による大規模な離農があって、農地が集約されて、効率的な農業が導入される、という流れになっているので、一時的には供給不足陥るということでしょうか(今の米不足が本当に収量不足によるものなのか知りませんが)。なお、本書には自民党農林部会長として小泉進次郎氏の名前がたびたび出てきます。2025/06/16