内容説明
今から138億年前、宇宙はビッグバンで生まれた。実は「138億年」の時の流れは、宇宙にとってはほんの一瞬だ。宇宙は、人類誕生までの138億年を序盤のごく一部として含み、この先少なくとも「10の100乗年」に及ぶ、想像を絶する未来を有する。そんな遠大な未来に、宇宙は「終わり」を迎えるのか? 答えは本書にある。宇宙に流れる「10の100乗年」の時間を眺め、人類の時間感覚とは全く異なる壮大な視点に立つ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
318
宇宙に関して途方も無い世界観を感じた。ついつい我々人間中心にみてしまうが、宇宙規模で考えると本当にちっぽけな存在だなと思った。マザーアースも知りたいが、宇宙の最後はどうなっているのか興味が湧いた。2017/03/12
へくとぱすかる
73
この種のテーマの本を何冊も読んできたはずだが、やはり最新の情報を盛り込んだ本は驚きの連続だ。テーマから言えば、ラストこそクライマックスのはずだが、真中の辺りに心惹かれるものがあった。つまり現在である。地球に生物のいる時代、星が輝く時代、銀河が宇宙の主人公である時代は、本当に宇宙のごくごく初期の「短い」時代なのだということ。物質ではなく空間こそ宇宙の主役であることなど、目からウロコの宇宙論であった。2018/07/25
しゅわっち
29
何かすごい著者を知ることができたように感じる。深いところまで理解されたからかける文章に思った。所属される派閥の考え方の偏りもなく読みやすい。こんな著者の授業を受けれたら、質問もでき、知識も深まり楽しいと感じた。特に宇宙ができるまでの10分までの話は、新鮮で、なかなかわかりやすい説明でありがたいと思った。著者に感謝いたします。エントロピーとの関連も説明してくれている。2022/04/26
haruka
24
銀河などの物質にとって、この宇宙は中年を過ぎた状態に見える。星形成のピークは過ぎて少子化状態、あと100億年も経てば銀河は生まれなくなっていく。だがビッグバンから現在までの138億年は、実は宇宙が誕生した〝直後〟にすぎず、ここから星も生まれない10の100乗年もの長い長い宇宙が続くのだ。誕生直後である一瞬の刹那、限りなく豊かで華やかな「星の時代」に人間は生まれ、痕跡を残さず消える。空間は膨張してすべては情報の地平線の向こうへ去っていく。悠久のスケールで今を眺め、長い宇宙を辿ることができて、楽しかった。2023/10/31
cape
23
多少小難しく感じるところもあったが、一通り宇宙の歴史と未来予想を現在の最新の観点で知ることができた。ビッグバンからビッグウィンパーへ、腫れ上がる宇宙、物質の誕生、ブラックホールの振る舞い。宇宙の始まりから終わりまで、時系列で追いかけるそれは、あまりにも大きく、あまりにも長いこの宇宙の過去、現在、未来。その途方もなさを知るとともに、知るための研究に邁進する人類の偉大さを感じる。宇宙の終わりを私たちは絶対に見届けることができない。それを探求する人々。人類はあまりにも小さく、はかない。しかし偉大だ。2018/01/01
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