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内容説明
福祉や医療、教育の現場はもちろん、普段の生活における周囲とのコミュニケーションで大切になる「聴く技術」と、その前に知っておきたい人間の心理をマンガのストーリーと解説で学べる一冊。
ストーリーの主人公は、市役所に勤める二階堂いずみ。新しく開設された部署「耳かたむけ課」に異動になり、次々訪れる市民たちの対応に悪戦苦闘の日々を送っていましたが、風変わりな市長に「傾聴」の大切さについて教えを受けるうちに、市民だけでなく、家族を含めた周囲との関係が変わっていく様子を描いています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mariya926
125
以前離婚問題で悩んでいた友人の話を毎日のように聞いていたら、私がうつ病になりそうになりました。境界線を引くことが出来ていなかったからかな?と思いましたが、その答えがこの本にありました。私は共感ではなく、同感・同情して自分の感情に溺れてしまっていたのです。まずは私が「~べき」「~しゃなければならない」から自由になって『その人の感じていることや考えていること、伝えたいことを、あたかもその人自身のようにひしひしと、ありありと感じれる』ようになるのは結構難しいですね。意識して少しづつ取り入れていきたいと思います。2021/08/18
アキ
90
心理カウンセラーとしての長年の経験から得た学びを、マンガで失敗例を例にあげて伝えている。傾聴といっても、つい口をはさみたくなるのが人の性。同情ではなく、アドバイスでもなく、同感でもない態度で、質問も単純なものではない、というのもなんとなくわかる。しかし個人の対応は本当に正しいのか、相手の心のうちがわからないだけに難しい。「共感」するのには、「私は私。あなたはあなた」と相手を一人の独立した人として尊重しつつ、同感して自らの感情に溺れてしまわない独立した自分自身が必要。自分の体を感じながら聴くのも一つの方法。2024/12/26
mariya926
77
最近傾聴の必要性を感じたので再読。共感(話し手の気持ちをなるべく自分のことのように想像して感じること)と同調や同感(自分の感情に飲み込まれてしまうこと)の違いが難しかったです。取り敢えず相手を判断したり裁いたりせずに、ありのままを受け入れる。このことだけに集中して傾聴してみたいと思います。2024/02/18
ピース
40
とても 参考になりました。 聴き手に対して共感は必要だが同感・同情はしてはいけない。相手の痛みに寄り添う事は良いが、自分も一緒になって痛みを感じてしまってはいけない。… 確かに、話しを聴く時に、知らぬ間に自分の感情が入ってしまう事が多々ありました。共感は[自分の感情や意見は横に置かなければならない]傾聴…漠然と理解していたけれど、この本を読んで 基礎が分かった気がします。傾聴するには自分と向き合うことが必要…というのも納得。仕事で人の話しを聴く事が多いのでしっかりと身につけたい内容でした。2018/03/10
布遊
35
5ポストイット。「マンガでやさしくわかる」って書いてあるけれど、難しいです。専門家用と思うほど・・とにかく話をするときは、相手が何を伝えたいか考えるようにしたいとは思いました。* 本音を受け止める。*共感とは、相手の思いやわかってほしいことを、自分のことのように、想像して感じながら聴く。*否定された感情は奥に潜み、歪んで放出される。*話し手の考えていること、感じていること、表現していることを理解し、その理解を言葉で返そうという態度が大切。2019/01/16
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