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内容説明
トランプ後の「世界の読み方」がわかる!
2017年1月20日に米国第45代大統領に就任したドナルド・トランプ氏は何から何まで異例づくしだ。
選挙戦から「メキシコとの国境に壁を作る」「不法移民を追い出す」等、過激な言動が話題を呼んだが、どうやら正式に大統領に就任しても基本理念は変えるつもりはないらしい。サイバー攻撃をしていた国をロシアと断定したものの、報復措置をとるよりも米露の親密な関係作りに腐心していることからも、米露が今後、世界の中心になることは間違いないだろう。
その一方で、経済問題についていえば、内外の各企業に“脅し”ともとれる発言を連発。多くの企業が拠点を米国内に戻すことを表明した。南シナ海で軍事基地を作るなどやりたい放題の中国を敵視し、緊迫したムードが早くも漂っている。
トランプ政権で、アメリカ、ロシア、中国はどうなるのか。そして日本はどうなるか――。この1冊で、「トランプ後の世界の読み方」のすべてがわかる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
James Hayashi
35
京大、外務省、ケンブリジ大学を経て防衛大教授、吉備国際大客員教授、‘17著。陰謀論かと思いきや、新書のわりに本格的な外交を簡易に説明。/ネオコンの時代は過ぎたと思ったがまだ暗躍しているらしい。「世界の警察」とまで米国を呼ばせたネオコン。自国を弱体化するためのベト戦争。反ロシアのウクライナに力を貸したり。外交下手と思わせ実は海洋国家を目指し中国包囲網を築く。/トランプは公約であった法人税減税を実施。果たして対中貿易赤字を抱えるトランプは関税アップするか?すると大打撃が中国を襲う。台湾評価はその現れか?続く→2018/01/20
James Hayashi
15
再読。one note にメモ。2019/03/13
mazda
12
今回のアメリカ大統領を見て、何の疑問も持たなかった人はほとんどいなと思います。誰がどう見ても、裏でバイデンが勝つように仕向ける勢力がいて、その勢力を正当化するマスコミがいる、という構図です。そもそも勢力側の方々は、民主党にも共和党にも献金しているので、どちらが勝っても自分たちの思惑通りの政治をしてくれるので関係ありません。一般市民は、大統領選挙という見世物を見ているにすぎませんでしたが、トランプになり状況が変わりました。彼は本気で民主政治を行おうとしたため、今回の選挙結果になりましたが、4年後は…?2021/04/17
犬養三千代
12
よくある陰謀論かと思いながら読み始めた。暗殺されたアメリカ大統領は四人で、襲われかけたのが二人。あたり。それも国際金融資本とネオコン、軍産共同体が黒幕らしい。と思いきや世界情勢の分析には鋭いものがあり、予測も当たっている。日本はロシアとアメリカの両方と仲良くし中国からの脅威に備えなければなどと具体的。さて世界はどう動いて行くのか?2019/12/23
よう
9
図書館本。いまの情勢の背景として読んでもなっとくすることがおおい。 2022/03/07