内容説明
八年前、キティはジェイクの子供を身ごもり家を追い出された。貧しい祖父母の家で育ち愛情に飢えていたキティにとって、身分違いとはいえ、地主の息子ジェイクは誰よりも親しい存在だった。ところが初めて一夜を過ごしたあと、ジェイクは急に冷たくなり、もし妊娠したら子供はあきらめてほしいとキティに言った。キティは、妊娠したことをジェイクに言わなかった。間もなく彼は別の女性と結婚し、キティは打ちのめされたまま家を離れたのだった。その後子供は流産してしまったが、キティは女優として成功した。今、キティは祖母の死を知り、久しぶりに故郷に戻ってきた。つらい思い出に胸を痛めながらお墓参りをすませたキティは、墓地の外で待っている男性を見て体をこわばらせた。すらりとした長身に人目を引く彫りの深い顔立ち―ジェイク。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
romaco
1
★★★ 8年前身重のまま家を出ざるを得なかったヒロインと地主の息子だったヒーロー 意外と?シリアスな雰囲気のお話でじっくりと読む事ができた 女優として裕福になりヒーローと立場が逆転しているのに暗い喜びしか感じられないヒロインや、さらに輪をかけてどっぷりと暗いヒーロー こんな二人にしたヒーローの母親とヒロインの祖父母、特に母親がふてぶてしくてむかついたーっ2012/12/10
こえん
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再読。2011/05/27
てん・ゆう
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相変わらず傲慢ヒーローだけど、今回ばかりは事情が事情だけに一度ヒロインを捨てたのも納得。結婚したのもしょうがないな、と何の引っかかりもなく思えた。
くろうさぎ
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ヒーロー母(-_-;)2008/12/09
こえん
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再読。H/Hともに身内の嘘に振り回されたカンジ…特にヒーロー母、悪質。2009/09/03