内容説明
私が産んだのは、見知らぬ億万長者の子供だったなんて！
不妊治療の末やっと身ごもったクレアは天国から地獄に突き落とされた。妊娠中に夫が不倫相手とともに交通事故で他界したうえ、出産6カ月後のいまになって、娘の本当の父親がルカ・モレッティ――莫大な富と絶大な権力を誇る億万長者だと判明したから。治療を受けたクリニックが精子アンプルを取り違えたという。クレアはルカに呼びつけられ、親権を渡すよう正式に要求された。娘まで失ってしまったら、もう私は生きていけない。大事な子を赤の他人に渡せるわけないわ！ クレアは断固拒絶した。するとルカはクレアに思わぬ提案をしてきた。“島の別荘で1カ月ともにバカンスを過ごして、互いをよく知ろう”と。■4部作〈予期せぬウエディング・ベル〉でその人気をいっそう確かなものにしたアンドレア・ローレンス。その最新作は、家族の絆をなによりも重んじる億万長者の子供をはからずも産んでしまったクレアの物語で、D-1656『情熱の忘れ形見』の関連作に当たります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mum0031
3
未亡人で、シングルマザーのクレアと、モレッテｨエンタープライズのCEOルカ。 不妊治療を受けて妊娠中に、夫が不倫相手と事故死してしまう。 出産後、精子を取り違えられていた事が発覚。 高校生の時に精巣ガンになり、放射線治療を受けたため、精子を凍結保存していたルカ。 手違いで、子を持った事で人生が変化して、クレアと子供達との未来を考え始める。 まぁ‥幸せなら良いんじゃない！2018/09/21
