メディアワークス文庫<br> 八月の終わりは、きっと世界の終わりに似ている。

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メディアワークス文庫
八月の終わりは、きっと世界の終わりに似ている。

  • 著者名:天沢夏月【著者】
  • 価格 ¥649(本体¥590)
  • 特価 ¥324(本体¥295)
  • KADOKAWA(2017/02発売)
  • ゆれるコスモス!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~9/16)
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  • ISBN:9784048926775

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内容説明

本当に好きだった。こんなにも人を好きになることは、この先一生ないだろうとさえ思った。言葉や仕草の一つ一つ、ちょっとした表情の変化、笑い声、髪から香る石鹸のにおい……思い出すと息が苦しくなる。まるで肺の中に、炭酸でも入っているみたいに。――透子。高校二年の夏。心臓の病が原因でなくなった彼女のことを、未だ引きずっていた成吾。あれから四年。交換日記の空白に綴られていく新しい返事。それは見間違えようもなく、透子の文字だった。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さばかん

71
相変わらず綺麗に整った美しい物語を描いている。       今回は特にラストの破壊力がえげつない。久々に目頭が熱くなった。    2017/02/21

ピロ麻呂

71
最近やたら多い「過去に戻って死んでしまう彼女を助ける」系のSFラブストーリー☆あまり期待してなかったのだけど、掘り出し本やわ、これ!文章もきれいやし、SFと言ってもゴチャゴチャしてなくシンプルな恋愛系☆泣けました!特に彼女のお父さんの言葉。泣けました!素敵なラブストーリーでしたヾ(≧∇≦)2017/02/15

た〜

67
期待以上に素敵な青春恋愛小説。それでも助けようがあったような、いやそれはないような・・・ あ、そうか最期の手紙が交換ノートじゃなかったのはあの約束故か2017/02/09

まりも

60
高二の夏に心臓の病で死んでしまった彼女・透子。あれから四年が経ち、未だ彼女のことを引きずる成吾が一冊の交換日記を見つける事で始まる物語。涙腺が緩んでしゃーない。シンプルイズベストってのはこういう事を言うんだろうな。物語の展開は非常に分かりやすく、どんな結末を迎えることになるのか読めてしまうのに、心を捕らえて離さない。そんな魅力のある物語になっていました。現在を精一杯生きる透子と、過去を変えてでも透子に生きて欲しい成吾。二人のもどかしいやり取りがあるからこそ、この感動が生まれたんだろうな。次回作も期待。2017/02/05

いーたん

59
切ない結末だと分かっていて、そのつもりで読んでも胸が締め付けられる。そんな物語。成吾と透子のたったひと夏の、わずか40日の物語。鍵は交換日記。交換日記が繋ぐ、過去と未来。出会いと別れ、残される者と逝く者。どちらの想いも正しいと言えるし、間違っているとも言える。二人が何を感じ、何を願ったのか。心の中の想いや気持ちを忘れることなんて出来ないと思う。もしも、二人が生まれ変わったなら、きっとまた巡り会えると思いました。2017/02/23

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