内容説明
あまりにも優しく、親切でバカ正直。でも運だけの刑事じゃない!
村の駐在所勤務を夢見る浜中康平は強運で事件を次々を解決する群馬県警捜査一課の切り札。彼は寒村の駐在所での平和な日々を妄想し、手柄をたてることを望まない。そんな浜中は容疑者の境遇に同情をし、その言葉を信じるとき、事件の小さな綻びに遭遇し、苦悩しながら事件を解決していく。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダイ@2019.11.2~一時休止
114
海老原浩一シリーズに出てくる浜中刑事が主人公。中編が2つ。個人的には海老原よりもこっちの方が好みなんでこっちをシリーズ化してもらえないかな?2016/08/10
散文の詞
92
-浜中刑事の強運- 比較的読みやすく、トリックもいいのですが、登場人物の独特な雰囲気が倒叙ミステリーにそぐわない感じがしてもったいない気がします。たまたまルミノールを引っ掛けてしまうなんて、なんて浜中刑事は強運なんだ。 -浜中刑事の非運- 倒叙ミステリーですが、途中までそのトリックそのものもわからないようになって、なかなか面白いです。 ただ、差し込まれている「水虫」の話から、なんとなくこういう話だろうことは察しがつくと思います。 それにしても、「水虫」に気がついてしまうなんて、浜中刑事は非運だな。2020/04/08
papako
65
こちらは浜中刑事のお話。『龍の寺』より後の話。浜中刑事の幸運ってそんなふうに降ってくるんですね。一乃ばぁはもしかして神様?強運はいつもの感じだけど、悲運の方は少し変化球。そして悲運、悲しいお話でした。2020/06/07
momi
35
海老原シリーズの浜中刑事が主役の倒叙ミステリー!浜中刑事ってこんなに妄想癖がある人だったのね〜。プッとふきだしてしまいたくなるようなキャラ!本当は駐在所勤務が希望なのに、たてたくもない手柄を何故か立ててしまい今では捜査一課で大活躍!上司に褒められるたび駐在所勤務が遠退いてしまう…悲しい運命の浜中くん。夏木刑事とコンビを組んでまたまた事件を解決してしまいます!人の良い浜中くんのキャラがゆる〜い雰囲気の作品になっていますね。作中の浜中くんの大伯母「一乃」さんのことが気になるので「龍の寺の〜」を読んでみたいです2017/03/24
ハスゴン
35
確かに、解説にあるように瑕がない訳ではないけども、素晴らしいキャラクターと動機に重くのしかかる雰囲気は買いです。2017/02/24
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