NHK出版新書<br> がんで死ぬ県、死なない県 なぜ格差が生まれるのか

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NHK出版新書
がんで死ぬ県、死なない県 なぜ格差が生まれるのか

  • 著者名:松田智大
  • 価格 ¥726(本体¥660)
  • NHK出版(2017/02発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784140885079

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内容説明

東京都の乳がん、北海道の肺がん、福岡県の肝がん……あなたの県が「かかりやすいがん」は? 青森県や大阪府は、なぜ他県に比べてがんで「亡くなりやすい」のか? 国立がん研究センターの調査から、都道府県ごとのがんの特徴に迫り、見えてきた実態と課題を明らかにする。地域の視点からがんを捉えなおす、本邦初の一冊!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しあん

21
地域の健康格差について書かれた著作。興味深い内容でした。本著では都道府県別に語られていましたが、そういえば北海道内で市町村別にがんだけじゃなく疾病のビッグデータって収集されてたよな、と思い出しました。塩分の摂取量が多いエリアが突出して循環器系の疾患が多いと聞いたことが。本著でもふれられてましたが、遺伝よりもむしろ食生活等の生活習慣の方が、がんの原因としての比重は大きいようです。2019/06/18

華形 満

8
図書館推薦本で手にした一冊。私自身も癌家系で両親共に癌で亡くなっている事も本書に興味を持った一因。内容的には淡々とした学術的レポートといった趣きで特に肯否定もなし。その発症理由よりは、各自治体毎の医療機関の整備状況で早期発見確率=早期治療対策が異なるのであろうというのが理解出来た。2017/03/17

KEI

3
本棚整理のためデジタル化。環境や生活習慣によるところが大きいため、地域ごとの統計・分析が重要なことを再確認。がんリテラシーって実際のところどんな感じなんだろうか。がん予防を掲げなくても、気づいたら予防になってる(健康づくりに資している)ような仕掛けを考えていきたいところである。2018/03/02

後ろのお兄さん

1
タイトルだけからは単なる雑学本のようにも見えるが、疫学専門家の書いた真面目な本。サンプリングの偏りみたいな偶発的な事象でそのように見える可能性も完全には排除されない部分もあるにしても、がんの発生と死亡率に大きな地域差があることに驚く。ただなぁ、疫学って、厳密に相関を言うことはできても、因果を説明できないからなぁ。2017/02/08

酒井義仁

1
近現代において、胃がんと肝がんはかなり減り、乳がんは出産率の低い東京で増え、運動不足が大腸ガンを招く。しかし、癌の罹患においてタバコや飲酒はわかりやすいリスク要因だが、ストレスが一番のリスク要因だ。知り合いの外科医曰く、独身男性の孤独というのは非常に大きなリスク要因だとのこと。食生活とは別にストレス社会では癌は罹患率の減少には底があるのかもしれない。2017/01/14

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