内容説明
悔やみ続けながら、生きたくないだろ? パチンコ業界の裏の仕事師・玉師とフリーターの復讐劇を描くハードボイルド小説。ハードボイルド作家志望者必見! 大沢在昌、馳星周らとの交流を語った、北方謙三氏との特別対談「二十六年目の邂逅」を収録。かつてパチンコ業界の裏の仕事師集団・玉師と呼ばれる仕事人がいた――。暴走族から足を洗い、コンビ二店員として働く鉄(てつ)は、強盗に襲われ、銃で撃たれる。鉄を病院に運び、看病した謎の老人・伝五郎(でんごろう)。伝五郎との奇妙な交流が続くうち、鉄は伝五郎がパチンコで生計を立てるパチプロであることを知る。しかし、伝五郎は単なるパチプロではなく、伝説の玉師の一人であった……。おりしも街では、パチンコの景品交換所を狙った強盗事件が頻発していた。事件が報じられると、鉄を撃った犯人と同一犯の可能性が浮かび上がる。伝五郎のもうひとつの顔、「玉師」が鉄とともに動き出す!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tom
5
表題が玉師とあるものだから、パチプロのうんちくを知ることができると思って借りてきた。ところが、うんちくらしきものは何も出てこない。この作者は、パチンコで遊ぶのかもしれないけれど、それだけらしい。さらに旧日本軍陸軍の兵士(いまや老齢の)やらトカレフ、散弾銃が突然現れ、悪い奴をやっつけるという話に展開する。とんでもないアドベンチャー小説でありました。こういう本をPHPが出版するのですかねえ。お値段1900円。これにもビックリ。2014/01/30
外道皇帝
0
コンビニ強盗に拳銃で撃たれた鉄は、助けられた老人・伝五郎の裏の仕事を知り、強盗に復讐を誓う。。。現代日本で西部劇がしたかったのか。としか思えないようなご都合主義的展開で強引に銃撃戦に。ストーリーに合わせてなんでも都合よく調達出来てしまうのがなあ。2010/02/24
zazo嶋
0
数年前に流行ったようなスタイルかつストーリーのハードボイルド風のクライムノベル...っていうんですかね。2009/06/18