日本経済新聞出版<br> 人工知能が変える仕事の未来

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日本経済新聞出版
人工知能が変える仕事の未来

  • 著者名:野村直之【著】
  • 価格 ¥2,420(本体¥2,200)
  • 日経BP(2017/02発売)
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  • ISBN:9784532320638

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内容説明

人工知能(AI)の活用によって、ホワイトカラーの仕事、企業の経営、多様な産業はどう変わっていくのか? 30年以上にわたり、人工知能(AI)の研究に携わり、現在も日々、AI関連の研究・技術開発を続け、昨今、内外のAI事情に通じた著者、通称「ドクター・ノムラン」が、AIの実態、AIにできること、産業、ビジネス、仕事へのインパクトを、最新の知見に「温故知新」の視点を加えつつ、掘り下げて展望します。
現在のAIブームを支えるディープラーニングの本質をわかりやすく伝えるとともに、知的生産プロセス、IoT、医療・ヘルスケア、監視機能が重要となる様々なサービス、製造業、広告、マーケティング、農林水産業、そして人事、人材マッチングに至るまで、AIをどう活かすことができるのか解説します。
本書では、著者が研究者の視点、産業応用を目指す技術者の視点に立ち、責任をもって考え抜き、経済社会、法律についても考察を加え、全体に一貫性をもたせるように腐心。シンギュラリティ論に代表される、AIに関する誤った未来予測、悲観論、過剰な期待論を退け、産業・ビジネスから教育、法制度に至るまで、日本が欧米中国に伍して取り組むべきAI開発の課題も展望します。また、一人ひとりがAIに負けない能力を身につけるために何が必要か、明らかにします。
ディープラーニングがどのようなものか、具体的に、直感的に理解していただくために、カラー図版による解説パートを収録しています。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Willie the Wildcat

56
AIの歴史と可能性。社会、産業、生活等における功罪。自他による学習能力の向上が、AnalyticからCognitiveへ拡張するかの印象。著者の提唱する「人々を幸せにする」かどうかが倫理基準でもある気がする。故の人もつ情動、責任感などの主観性である。シンギュラリティの是非は、もしかすると数年後に(結果はまだしも)方向性だけは見えているかもしれない。将棋や囲碁に垣間見るディープラーニングの奥行きと深さ。上述の”幸せ”かどうかは立場や見方次第でしょうね。2017/06/10

Miyoshi Hirotaka

33
蒸気ハンマーが退屈な力仕事から人間を解放したようにAIも道具。この道具の得意分野は膨大なデータから法則性を発見すること。例えば、ケプラー、ニュートンという知の巨人らが長年に渡り解明した惑星運行の法則のようなものはAIの得意分野。AIは人間一人の全人格、全能力の代替ができない。その、最も典型的な例は、「なぜ」を突きつめること。中でも、健全に競争しようという意識をもったり、より良い環境や成果物を求めたりと半ば無意識に考えることは、私達自身にもわかっていないこと。AIは、人間の幸福度最大化に活用すべきものだ。2018/04/06

陽@宇宙望遠鏡⭐︎星と宇宙とロケットが好き

21
シンギュラリティが予測している様な速度ではなく、恐怖を煽るものでは無いと説く。今ある技術の応用として、私が提案したい事がある。音や触感、熱感知センサーを利用した機器をペットに装着。少数だと思うが、動物を叩いたり怒鳴ったりすると連絡が行く様な見守りシステムがあると、ペットと暮らす適性や、DV要素のある人か判断要素になるんじゃ無いだろうか。これを応用するとイジメの発見や防止にも役立つかな。ウェアラブル機器が進化して脈拍や体温や音声認識から不安感や情緒を測定して自殺予防にとか。声無き人の助けになるといいな。2017/06/15

tetsu

20
★3 汎用AIがホワイトカラーの仕事を代替えするというような未来は、当面ありえないことを解説している。 「僕はウナギ。君はかつ丼?」という文からは食堂でのメニュー決定の会話と容易に判断できるが、機械に自然言語を理解させることはとても難しい。 一方で、IOTやSNSで日々蓄積されるビックデータは、もはや人間が処理することは不可能で、AIのディープラーニングが活躍する。 人の「なぜ?」を追求する心の動きは、どうあがいても機械にはできそうもなく、ツールとしてAIを使いこなす未来を予測。納得いく内容。 2021/01/26

izw

19
人工知能を正しく理解し、産業への適用が分かる本だ。80年代から自然言語処理の研究に取り組み、地道に基礎データ整備、実用システム開発を続けてきた野村さんだけに、ディープラーニングへの期待に沸く第3次AIブームを冷静にとらえ、AIを道具として最大限活用する姿を描き出している。「強いAI」は技術的な目途が立っていなく近未来には実現できないと言い切る。今年韓国トップ棋士を破ったアルファ碁も力づくの機械学習の成功事例だという。人間の仕事が奪われると語られるオックスフォード大学の研究も、その本質を冷静に紹介している。2016/12/21

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