ゲノム編集入門 ZFN・TALEN・CRISPR-Cas9

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ゲノム編集入門 ZFN・TALEN・CRISPR-Cas9

  • 著者名:山本卓【著】
  • 価格 ¥3,630(本体¥3,300)
  • 裳華房(2017/02発売)
  • ポイント 33pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784785358662

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内容説明

人工DNA切断酵素の作製が煩雑で難しかったため限られた研究での利用にとどまっていたゲノム編集は、新しい編集ツールであるCRISPR-Cas9の出現によって、誰もが簡便に効率よく広範囲に利用できるものへと大きく変わった。
有用物質を作る微生物の作製、植物や動物の品種改良や創薬に必要な疾患モデルの細胞や動物の作製、さらにはがんを含む病気の治療への利用など、ゲノム編集は、基礎研究の分野のみならず、産業や医療での分野においても世界中で研究が進められている。
本書は、「ゲノム編集の基礎を勉強したい」「さまざまな生物でこの技術を使うメリットがどこにあるのかを知りたい」「産業や医療におけるこの技術の有用性を知りたい」と考える初心者を対象にした、国内初のゲノム編集の入門書である。微生物から植物、さまざまな動物でゲノム編集技術を開発してきた国内の研究者が、従来の改変技術とゲノム編集の技術を紹介し、ゲノム編集の可能性についてわかりやすく解説する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けy

3
サイエンスの第一線で話題となっている、ゲノム編集の教科書。この本だけでも基礎的な生物学の知識を得ることができるが、大学生レベル以上でないと辛いかもしれない。 「ゲノム編集の概要・歴史」から「各モデル生物での、ゲノム編集の実施状況」、「ゲノム編集の応用範囲と注意」などこれ一冊でゲノム編集のことを網羅的に知ることができる優れた教科書だった。 同じようなことが何度も書かれているのはご愛嬌。2017/09/08

藤田武彦

1
ゲノム編集の基本と各種生物での利用状況。/ Crispr配列の存在自体は30年前に発見されていたが、2000年代に入ってからの次世代DNAシーケンサーの登場により、様々な生物のDNA配列が比較解析されるようになり、その機能が明らかになってきた、という流れがよく判る。この辺りは、科学研究と特許というものについて考えさせられる。/ 生物に対し、幾つかの遺伝子を変更し、その応答を観察する、というアプローチから、細胞膜の中に、狙った遺伝子セットを置き、その動作を確認する、というアプローチも増えていくのか。2017/05/29

あのあの

0
★★★★☆2017/06/10

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