内容説明
日本人が知るべき世界の常識とは何か。そして、日本は世界の歴史をどう理解すべきなのか。
本書は、現代社会にも影響を与えている出来事に焦点をあて、同時に世界に影響を与えた「日本」の視点も加味した、骨太の世界史概観。
戦略的なアプローチで歴史を語る、ベストセラー作家による渾身の通史。激変する世界を理解するための最適な歴史書。
◎ヨーロッパ人だけでなく日本人にとってもギリシャは心の故郷◎ISの支配地から世界の文明は生まれた◎始皇帝から学んだフランス革命と明治維新◎ローマ帝国はなぜキリスト教を受け入れたか◎仏教の伝来が日本を文明化したわけ◎ポルトガルが世界をひとつにした◎ウェストファリア条約から国際法が誕生◎アフリカからの奴隷輸出の惨劇◎大久保利通たちを魅了したビスマルク◎世界を救った明治維新と高度成長◎日本の主張を教えない歴史は無価値だ◎ゾルゲ事件が第二次世界大戦の勝敗を決めた◎現代中国語の多くは日本語からの外来語◎トランプを大統領にした歴史の必然◎後進国中国の覇権は世界を闇にする
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ハイちん
16
この著者が書いた最強の日本史を読んだので、世界史のほうも読んだ。古代から現代までコンパクトにまとまっているのだが、その分展開が速い。一段落後には5年くらい経っている。ヨーロッパから中東、中国と空間的にも凄まじい距離を移動する。日本史ですらついていけないのに、世界についていけるわけがなかった。まあ歴史という分野はさらっと身につくタイプの知識ではないのはわかっていた。本気で世界史を学びたいなら、本書でわからなかったところをネットなり教科書を使って自分で調べたらいいんだろう。2021/01/25
tnyak
7
通史を読むたびに、高校の時にもっと真剣に世界史を学んでおけばよかった、と後悔の念が湧きあがります。ただ、新書1冊で世界四大文明から近現代史までを記すのは無理があるかな、と思います。短時間で世界史の流れが読めて、面白かったのですが・・・・ところで、最強とは何の中で最強なのでしょうか? 2017/06/14
ミナ
4
日本史を理解する上では世界史も理解せねば!と思っていたところに見つけた本。タイトルと帯の「マンガよりおもしろい「八幡通史」」との推薦文などに踊らされ購入。しかし、マンガより面白いわけないじゃん!と現実を思い知らされる。そもそも、日本史でもこの一冊で語ろうと思ったら少ないわけで、それを世界史でするなんて無理な話だ。話はしょっているからわからないし、わからないから面白くない。お手軽に楽しく学ぼうなんて虫のいい話なんてないのだと思った。2017/07/05
SINKEN
4
【総評】――――― 【感想】読みづらい。一旦評価保留。2017/05/10
Рома
3
やはり全ての時代を300ページにまとめる尚且つ分かりやすく伝えるのは至難の技ではないか。私は世界史に関しては素人であり新しい言葉がポンポン出てくる為話についていけなかった。私的に歴史を上手くまとめるにはある主人公を設定する。その主人公から見て多少主観的でもいいから話を進めて行くというのが多少分かりやすい歴史の書き方だと考える。高校で世界史を習った人が見直すための本では。2017/10/21
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