講談社現代新書<br> 世界の野菜を旅する

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講談社現代新書
世界の野菜を旅する

  • 著者名:玉村豊男【著】
  • 価格 ¥935(本体¥850)
  • 講談社(2017/02発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062880558

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内容説明

美味しい料理法から野菜の起源まで──この一冊であなたも野菜通! イギリスで教えられたレタスの活き作りとは? 中東で供された驚きのナス料理とは? 野菜がもつ物語を知れば、さらに美味しく食べられる。世界中の野菜を知り尽くす!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

144
世界中の野菜が通ってきたルートをたどってどのように今も調理されているのかをまとめた一冊。なぜある地域では野菜が流行り今でも親しまれているのに別の地域ではまったく見向きもされなかった理由でそういうものだからという下りが面白かった。2012/05/10

KAZOO

140
玉村さんは、学校の先輩でむかしは留学していたフランスの雑学などの本を書かれていましたが、今は私もなんどかいったことのある長野県の東御市にレストランとワイナリー、ハーブ農園などを経営されていて、お父さんが画家だった関係で絵も最近は書かれているようです。この本ではそのような世界各国での野菜の栽培法や調理法、食べ方などを書かれていて結構食べたくなる料理もありました。ポルトガルの味噌汁に似ているスープは食べたことがありませんでした。2016/05/30

佐島楓

50
世界中を旅し、現地の野菜を食し、ご自分でも栽培を手がけられている著者のエッセイ。野菜ひとつひとつの味や魅力がじかに伝わってくる。食卓にのぼる野菜ひとつとってみても、産地から長旅をしている。自分でも旅してみたくなる。2016/05/04

クナコ

25
再読3回目。毎日食卓に並ぶ野菜は元々はどこが原産で、どういった経緯で今ここにあるのか。世界を股にかけて現地の味を経験して回る著者が、日本人に馴染みのある定番の野菜から聞いたこともない珍しい野菜まで、人類の文明化の歴史に寄り添いながら広く紹介していく。また、野菜のみならず各地の食文化の考察や風土の紹介も面白く雑学好きには嬉しい一冊。葉牡丹を見て「なぜ花壇にキャベツが?」「これはキャベツじゃないのか?」と思ったことのある人は本書を読めば納得できるだろう。2018/11/01

Akihiro Nishio

25
料理の四面体の作者。相変わらず知識が広く、深い。また歴史的な考察もほんの少し逸脱するところがオリジナリティがあって冴えている。キャベツ、レタスを結球させるための人類の努力、ジャガイモが主食になれない理由、唐辛子が辛い理由、里芋とモチお文化人類学的比較、砂糖の爆発的普及など、どの章も非常に興味深く読めた。作者自身が膨大な種類の野菜を育てているらしく、実体験に基づいた観察も深い。類書が陥りがちなセレブ自慢、知識偏重にならず地に足を着けた感じが好印象。2018/03/02

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