スカウト・デイズ

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スカウト・デイズ

  • 著者名:本城雅人【著】
  • 価格 ¥858(本体¥780)
  • 講談社(2017/02発売)
  • 3月の締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/31)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062933278

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内容説明

毎年、ドラフトで隠し球を指名するのが『堂神マジック』だ。その怪物スカウトに見習いとしてついた純哉は、次々出される不可解な指示に翻弄される。競合球団を出し抜き、幻手を寝返らせるための想像を絶する手練手管。奪い合いと騙し合い、壮絶な駆け引きに満ちた世界を描いた白熱のエンターテインメント!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nobby

117
パワー:Aミート力:A走塁:A守備力:A+体力:A将来性:A+総合:特Aいわゆるスカウティングレポート、これまさに大好物♬スポーツ全くせずに専ら観るだけの自分は、贔屓チームの勝敗よりも個人の活躍に惹かれ、いつもスカウト目線の面倒くさい素人(笑)次々と描かれるプロ野球ドラフト会議への導きは、実際のエピソードも思い浮かべニヤニヤしながら楽しんだ。「仕事ではなく戦争」そんな駆け引き模様に哀愁漂うのが我が国のお国柄かな…妖しく始まった冒頭への違和感もしっかりと語られて納得。あとはツインタワーの活躍を待ち望むのみ!2020/02/29

森オサム

49
著者初読み。プロ野球のスカウトを題材とした作品。作中に「人買い」と有りますが、希望の選手を自チームへ引き込む為、又他チームへ問題のある選手を採らせる為の方法は、虚々実々で結構面白かったです。ストーリーの先が気になり一気読みでしたが、キャラクターの誰にも感情移入出来無かったので、総合評価はまずまずと言った所です。騙し合いの中で傷つく選手が多く、倫理的にと言うか、人道的な部分で気分が悪くなった所がリアルなんだろうなぁ、厳しい世界。プロ野球ファンの方ならまた感覚も違うでしょう、私には最初から選択ミスだったかな。2016/09/04

リキヨシオ

40
プロ3年目で戦力外通告を受けた久米純哉はプロ野球選手から裏方であるスカウトの仕事をする事に。純哉にスカウトの仕事を命じたチーフスカウトの堂神は幅広い人脈と情報網によるサプライズ指名が持ち味で伝説のスカウトと呼ばれていた。堂神の下で見習いスカウトの純哉が見たのは、優秀な選手の獲得を狙う球団スカウト同士が繰り広げるグレーゾーンの情報戦!そんなスカウトの仕事内容に動揺する純哉に堂神が語るのは「スカウトは仕事じゃねえ。戦争だ」という衝撃的な言葉。華やかなスカウトの世界やドラフト会議の内幕を垣間見れて興味深かった!2017/02/24

ミスターテリ―(飛雲)

37
「新しい選手を一人穫ることは、過去に獲得した選手を一人やめさせることを意味する。スカウトの仕事は人の一生を背負うということ。だから獲った選手の数だけスカウトの悲哀がある。」ードラフト界では怪物と呼ばれ、毎年、他のスカウトを唖然とさせる「堂上マジック」で隠し玉を指名。注目する選手のもとには姿を見せず、普段どこにいるかわからないため幽霊と呼ぶものも・・事実なのか、創作なのか、とにかく驚かされることばかりで、昔の話だったとしても、今年のドラフトを素直に見ることができないかもー野球ファンにはぜひ読んでほしい作品。2023/08/01

ゆん

35
華やかなプロ野球の裏舞台に生きるプロのスカウト達の物語。 スカウトの仕事は人の一生を背負うということ。 だから獲った選手の数だけ、悲哀がある。 そして清廉潔白な世界でもない…。 「スカウトは仕事じゃねえ、戦争だ」奪い合い、騙し合い、引き抜き、裏切り、スパイ、少しでも油断したら足元を救われ、業界から追い出される。 そして浮かんでくるチーフスカウトへの疑惑。 それぞれの年のドラフト1位候補の裏側など野球ファンなら間違いなく楽しめるであろう作品でした。2017/11/27

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