講談社学術文庫<br> 黄金の世界史

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講談社学術文庫
黄金の世界史

  • 著者名:増田義郎【著】
  • 価格 ¥924(本体¥840)
  • 講談社(2017/02発売)
  • Kinoppy15周年記念 講談社文字ものほぼ全点 ポイント30倍キャンペーン
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  • ISBN:9784062920261

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内容説明

フロイト曰く「黄金は人間の深い潜在意識の中で本能を満足させる」と。エジプトの黄金の王墓、南米の黄金文明、中国の絢爛な王宮……。政治の覇者は必ず金を求めた。古代、大帝国時代を経て、大航海時代の金銀の大流入で、西欧へと覇権が動く近代、産業資本主義の発展と金本位制が崩壊した現代まで、「金」という視座から見たもう1つの世界史を読む。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

kuroma831

20
錆びず、朽ちず、変質せず、柔らかく、強いという金が人類といかに関わってきたかというテーマでの世界史。黄金はその特徴ゆえに世界各地で古代から威信財として使われてきたが、蓄積が容易なことから交易と略奪を通じて世界各地を巡ってきた。地中海〜中東〜南インド〜中国という古代から続く交易路を経て世界各地の経済圏に影響を与えてきた。近世以降は新大陸での金鉱開発などを経てヨーロッパに大量の金が流入することで金本位制を成立させた。近代以前の経済史の概略としても面白かった。2026/02/09

中島直人

6
金を巡るエピソードと経済概観。分かりやすく読みやすいが、内容的には浅いとの印象強し。2015/06/26

seimiya

6
黄金への憧れは人類共通。金は美しく、価値あるもの。金のあるところに富と権力が集まり、富と権力のある場所に金が集まる。太陽神信仰のエジプトでファラオの装飾品に金が使用されたのは、金が太陽の色だから。現在でも特別感はあるけれど、中世から近代にかけてのヨーロッパ諸国にとってはまさに“お宝”だったらしい。金そのものというよりは、債務返済や貿易の対価としての経済的価値の魅力。金があれば借金もチャラにできるし、欲しい物はなんでも手に入る。人間の欲望を掻き立てる魔法の金属。生きているうちに一度は純金に触れてみたいなー。2013/10/13

スプリント

5
黄金にまつわる歴史を古代から近代まで俯瞰的に知ることができます。黄金にまつわる歴史は国家と個人による収奪の歴史です。貴重な黄金の装飾品も収奪者の手にかかると金の延べ棒に変えられてしまいます。残念ながら黄金にまつわる歴史は人類の負の側面を如実に表す物でした。2014/05/05

あんどう れおん

4
「そこにある金」「あるかもしれない金」「あることになっている金」に注目しながら人類史をたどる、ちょっと変わった歴史書。時代がどれだけ変わっても、人間のやる事は基本的に変わらないのかもしれない、という感じの気分になりました。2022/06/24

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