祥伝社新書<br> 帝国議会と日本人 なぜ、戦争を止められなかったのか

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祥伝社新書
帝国議会と日本人 なぜ、戦争を止められなかったのか

  • 著者名:小島英俊
  • 価格 ¥924(本体¥840)
  • 祥伝社(2017/02発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784396114725

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内容説明

戦前と戦後の奇妙なまでの符合、やはり歴史は繰り返されるのか! 1890(明治23)年から1947(昭和22)年まで、全92会期が開かれた帝国議会。そのなかから歴史的事件・事象を抽出、何が話し合われ、どのように決まったかを探ったのが本書である。憲法改正、海外派兵、金融危機、震災、汚職……帝国議会(戦前)と国会(戦後)では、驚くほどの一致を見せる。大局観や識見を有した首相の言葉、命がけの議員の演説、躍動した論議は今も輝きを放つ。帝国議会が戦争を止められなかったこと、その際の攻防は、安全保障問題に揺れる現在の日本に「教訓」を与えてくれるだろう。

目次

<目次>第一章 帝国議会誕生 1 第一回帝国議会 2 足尾鉱毒事件 3 日清戦争 4 日露戦争 第二章 政党政治と内外の問題 5 ジーメンス事件 6 第一次世界大戦 7 関東大震災 8 治安維持法 第三章 恐慌とテロの時代 9 金融恐慌 10 満州事変 11 統帥権 12 五・一五事件と二・二六事件 第四章 戦争と帝国議会 13 国家総動員法 14 太平洋戦争 15 ポツダム宣言受諾 第五章 新憲法と閉会 16 敗戦と戦争責任 17 新憲法 18 最後の帝国議会 結び――現代への教訓