祥伝社新書<br> 新聞と日本人 なぜ、真実を伝えないのか

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祥伝社新書
新聞と日本人 なぜ、真実を伝えないのか

  • 著者名:井沢元彦
  • 価格 ¥858(本体¥780)
  • 祥伝社(2017/02発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784396114169

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内容説明

新聞がダメなのか? 日本人が悪いのか? 報道が歪められる、日本独自の理由に迫る!悪い事態を思い浮かべると、それが現実になる。「事故が起こる」と言えば、実際に起こる。だから嫌なことは口にしないし、考えもしない。これがわれわれを縛りつけてきた「言霊(ことだま)」であり、今もって日本人はその支配下にある。とりわけ報道機関は──。新聞はなぜウソをつくのか。この重大な疑問を考えつづけた著者は、真実を伝えられないのは「言霊」の呪縛ゆえだと看破(かんぱ)した。新聞は読者あってのことである以上、読者である国民が「言霊」信者である限り、正解で冷静な報道など出来ようはずがない!報道の陥穽(かんせい)を衝く、スリリングな文化論!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mari

26
新聞社が絶対にやってはいけないことは、間違った情報を流して社会に毒害を与えること。朝日新聞の人間は国民をダマしても良いと思っていた。なぜなら自分達はエリートだから、国民を完全に見下しているから。知識階級が多いと言われる朝日新聞読者にどうしてそれがわからないのか、不思議で仕方がない、と著者は言う。今だに20人に1人は読者らしい。私も聞きたい、今だに朝日新聞を読んでる人はなぜ????日本が嫌い?2015/08/25

ゆきこ

18
日本の新聞が真実を伝えようとしない理由や、世紀の大誤報を打つような新聞社がつぶれない理由など、日本のジャーナリズムの特質を分析した一冊です。日本のジャーナリズムは戦前から本質的にちっとも変わっていないということがわかり、とても危機感を感じました。現代ではインターネットなどで様々な情報を摂取できることがせめてもの救いです。色んな情報を摂取して、自分の頭でしっかり考えることが大事だと改めて感じました。2017/11/14

T坊主

16
初めての井沢本。1)エリートずらした記者が国民をバカにしているのは新聞社だけでなく、官僚、一部の大学教授等もそうなのでは、戦前も今もそれは続いている。2)32年間慰安婦問題で虚偽報道、一般企業なら倒産してもおかしくないのに、数十万部が減部だけで、未だ600万部は売れていると、それは購読者にも問題あり、すなわち日本は言霊の国だからと。同じ過ちを犯さない為にも、論理的な予測と希望的観測の区別をつけよう。と言っても選挙民がバカ政治家を選ぶのと一緒で変わらないのだよね?本当に大変な事が起こるまで。新聞取ってません2017/09/26

かず

15
コンパクトなので、1.5h程で読了。朝日新聞への批判を軸に進みます。「なぜ、真実を伝えないのか」と副題にありますが、それは「読者がそれを望んでいるから」と喝破なされます。とても小気味良いです。朝日新聞への批判はネットで良く見られますが、対して、産経新聞はともかくとして読売新聞を批判する声は出ません。私は営利企業である以上、どこも一蓮托生だと思っています。日本にクオリティ・ペーパーが生まれないのは、日本人の国民性によるものと思います。批判を恐れず、自分で考え、行動する国民でないから、簡単に操作されるのです。2017/09/30

ZEPPELIN

10
主に朝日新聞に対する批判ではあるけれど、戦前から日本にまともな新聞社などないとバッサリ。朝日新聞に反韓の時代があったというのは初耳で、日本が悪なら正や善はどの国でもいいのかもしれない。実際、中国や朝鮮半島の出先機関であることを隠さないのだから、ある意味で潔い。ただ、日本最大の癌が朝日新聞であるのは間違いないとしても、まだまだその読者がいること、去年から朝日新聞を批判することで免罪符を得たような気になっている他の新聞社の勘違いなど、問題は多い。やはり大事なのは一般人の情報リテラシー2015/07/09

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