内容説明
警視庁捜査一課の美女刑事、江仁熊氷見子(えにぐまひみこ)。女の勘を武器に常人には理解しがたい直感力で事件を解決に導く彼女だが、頭の硬いベテラン刑事たちからはやっかみ半分の嘲笑を受ける日々。相棒で後輩の真山恵介は、戸惑いながらもエニグマに従ううちに、刑事としての尊敬の念、そしてさらには微妙な感情が芽生え……。「勘」で事件を解決?? 新“勘”覚警察小説!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
36
女の勘を通り越してオカルトじみた直感力で事件を解決に導く警視庁捜査一課の美女刑事江仁熊氷見子30歳が、相棒の真山刑事とともに難事件を解決に導く警察小説。エニグマって普通に名字かよとか、数学やら美術とか心理学といったすぐには結びつかないようなアプローチから(結果的に)事件解決に結びつけていくあたりが、著者さんらしいちょっと斜め上のアプローチのミステリでした。捜査方法以外はわりとまともなんですけどね。対照的なベテラン刑事とのやりとりもベタだなあと苦笑いしましたけど、真山刑事とのコンビわりと好きです。2017/03/03
Junichi Yamaguchi
24
『女の勘』… 七尾さんの振り幅に感嘆。 やはり、男の勘より女の勘… 恐ろしい。。2017/03/10
鬼灯の金魚草
23
いや、実は刑事の勘なんて本当はこんなもんじゃないの?っていう思ったりもする。事件を解決する為にはどんな小さな事も見逃してはならないのだから。特別面白くは無いけどつまんなくも無い。2017/06/19
カメ吉
18
ようやく読了です。軽いミステリーって感じでしたが『女の勘』が武器のエニグマ刑事と相棒の真山刑事のやりとりが心地良く楽しめた。 ミステリーはちょっと普通めでしたが、作中に出てくる『アーバンレジェンド』って雑誌が七尾与史の作品らしかった。ようやく秋の収穫期が終わり兼業農家の私に読書の秋がきそうです。2017/09/17
LUNE MER
17
推理方法と真相に迫る小道具の特殊性は七尾与史風味だが、基本的な話の展開・事件の展開は堅実な作り。シリーズ化を期待するところだが、ネタに困りそう。それにしても歯科医師業と作家業の二本足だったので七尾与史先生…。道理でやたらと歯科業界事情に詳しいわけだ。2022/01/02
-
- 電子書籍
- 恐竜トリケラトプスとテリジノサウルス …
-
- 電子書籍
- 傷心公爵令嬢レイラの逃避行【分冊版】 …
-
- 電子書籍
- あなたがしてくれなくても 分冊版 32…
-
- 電子書籍
- 黒伯爵と生贄メイド(分冊版) 【第3話…
-
- 電子書籍
- 続 会津士魂 六 反逆への序曲 集英社…