幻冬舎文庫<br> 熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録 増補完全版

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幻冬舎文庫
熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録 増補完全版

  • 著者名:井川意高【著】
  • 価格 ¥679(本体¥618)
  • 特価 ¥476(本体¥433)
  • 幻冬舎(2017/02発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344425798

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内容説明

大王製紙社長の長男として、幼少時代は1200坪の屋敷で過ごし、東大法学部に現役合格。27歳で赤字子会社を立て直し、42歳で本社社長就任。順調な経営、華麗なる交遊……すべてを手にしていたはずの男はなぜ“カネの沼”にハマり込んだのか? 創業家三代目転落の記。そして、刑期を終えたいま、何を思うのか――。出所後の独白を加え文庫化!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちくわ

103
カジノでの損失補填に子会社を使った背任事件で有名だが、自分は政経電論(動画)に出てくる酔っ払いのイメージが強い。大王製紙の元社長だが、うちの会社の社長と全く同じ創業家のボンボン臭がする(笑)。ただ、ちゃんと東大法学部を出ているので、うちのボンクラ社長とは違い、努力家であり地頭も良いのだろう。さて内容だが…多少自画自賛も垣間見えるが、数多ある経営者の自伝に比べればダメな所も赤裸々で面白い。良い悪いは抜きにして、今のような地上波以外でも活躍出来る場が多い時代には、経歴含めて一定の需要がありそうなオッサンよね。2025/08/12

ハッシー

93
★★★★☆ カジノに嵌り、100億円以上を熔かした大王製紙創業者三代目の懺悔録。稀有な半生だけに、読み物として面白かった。ギャンブル依存症には賛同できないし、中盤の著名人・芸能人との交友関係の暴露や、週刊誌に対する反論等は不要だと思ったが、それ以外の部分はドラマティックで臨場感もあるし、教訓も得られるので、小説とビジネス書の良いとこどりができている本だと思う。隣の芝生は青く見えるものだが、創業者一族として生まれ、何不自由なく育ったように見えても、それが故に背負うべき業の重さは、他人からは分からない。2019/07/12

Lara

88
経営者としては、優秀な方だったのでしょう。大王製紙社長、会長と順風満帆の人生に見えます。人格的にも、非の打ち所がない、私にはそう思えました。それが、106億円も「バカラ」に注ぎ込んでしまった。ただ、本人曰く、関係子会社から、個人的に借入金として借りた、そこで、嘘をついたり、金額をごまかしたり、不正はしていない、との弁。事件発覚後、速やかに全額返済済み、とのこと。大変な大金持ちだったんですね。ま、創業家ですからね。2023/04/05

yumiko

79
「犯罪小説集」を読んだ機会に気になっていた一冊を。 社長時代の記述を読むに、経営者としての手腕は真にある方だったのだと思う。 しかし200万を種銭と言い切り、会社の資金に躊躇いなく手を出してしまうところに創業者一族としての奢りがありありと見える。 理路整然とした語り口のせいか、反省というよりは開き直りの弁明を聞かされている感じ。 物見高い読者の興味を満たすための暴露本、正直そんな域を出ていない気がした。 ただあるノンフィクション作家のルポを理詰めで追及する部分はかなり痛快だった。2017/09/26

tonnura007

78
カジノから抜け出すことが出来なくなった大王製紙会長、会社の金にも手を出すことになり会社法違反で懲役刑が確定する。自らを振り返り、何が起こったのかを自省する書となる。 この事件はリアルタイムでよく覚えている。マスコミに騒がれたほどの御曹司ではないということはわかったが、さすがに一般的な人の環境や感覚とは異なるということも確実である。 最初は百万円という額でカジノを遊んでいたのに、いつしかVIPルームに招待されて何億円も一晩で使っていく状態に移行していく様子はリアルだった。2024/05/26

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