内容説明
ロングセラー『紳士靴を嗜む』の第2弾。「快適に」「かっこよく」「飽きずに大切に」着られる服について平易にかつ詳しく解説する。安価に自分のスーツが作れる「パターンオーダー」の最新情報も。本当に自分にぴったりの一点が見つかる一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
baboocon
16
紳士服の事典と呼んだ方が相応しいかも知れない。骨格や姿勢のクセごとに入りやすいシワや色相学の分野に至るまでつぶさに解説していて面食らってしまった。教科書的なので文章の面白味には欠け、読み進めるのはやや苦痛。しかしこの本以上に現代の日本の紳士服について網羅的に学べる本は少ないのではないだろうか。これと落合正勝氏の「[新版]紳士服の教科書」の2冊あれば紳士服については十分な気すらした。2018/11/12
ナタデココ
2
理想的な教科書ですね。そしてやはり骨から入るw 私のスーツ観と大部分が合致する、信頼できる作者だ。2017/09/14
Masamichi Uchida
2
教科書です。勉強になりました。知らなかったことを知ったのでスーツをオーダーしたくなりました。ただ、良いスーツを着たいと言う動機が無ければ退屈な本。コーディネートの妙を教えてくれるものというよりは、基本的な考え方や、生地、縫製といったスーツそのものに対する理解が進みます。2017/07/30
小島愛一郎
2
紳士服の基本と言えば本著。多くの方が知りたいことと、知るべきことが少々違う感があるが、教科書として考えればいい。大人は一読して損は皆無だ。2017/03/30
ひろし
1
良書。スーツの話なのだが導入が骨の構造からで、教科書のような網羅性。スーツについて無知だったため初めて知ることが多く、読むのに時間がかかった。しかし本書を読みきってスーツを買いに行くと、店員さんの言葉の建前本音の察知もしやすく、主体的に選び買うことができた。男性ファッションの理想形がスーツなことから、近代ファッション原型の知識がつくのも嬉しい。2018/06/20