内容説明
街頭募金、空缶拾いなどの身近な活動や災害ボランティアに海外援助……これってホントに役立ってる?そこには小さな誤解やカン違いが潜んでいるかも。“いいこと”したその先に何があるのか考える一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鳩羽
6
「14歳の世渡り術」の一冊なので平易に書かれている。子供に向けての口調なのはご愛嬌。ボランティアという言葉ばかりが身近になってしまっているが、ボランティアは自発的に、自分の好きなことや得意なことを、無理のない範囲で行うこと。効果のない非効率な根性節は人間を疲弊させるだけだし、無償の労働力として使えば、それで利益を得るはずの人を阻害してしまう。それが世間の、助けを必要としている人のためになるのか。小さな親切から政治運動までボランティアは幅広いものだが、そういう開かれた意識を持つことの大切さを感じた。2017/02/05
みみずく
1
フィンランドのさりげないボランティアが心温まる。自分もできるようになりたいけど、動けなくて後悔する方が多い…。里親制度で不公平が生まれる、ということに驚いた。こちらの善意が相手にとっての善意とは限らない。相手の状況を知ることが重要だと知った。あと、「相手の気持ちを重くしないこともボランティアの一つ」という言葉が気に入った。2017/03/29
らんらん
0
ボランティアはいいものだと思っていたが、あまりにやりすぎると逆に相手にとって良くない結果になってしまうことを学んだ。フェアトレードのチョコなどから少しずつ始めたい。2022/05/07