集英社文庫<br> 小説 ロボジー

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集英社文庫
小説 ロボジー

  • 著者名:矢口史靖【著】
  • 価格 ¥638(本体¥580)
  • 集英社(2017/02発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087455267

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内容説明

木村電器の新人社員・小林は、社長の思いつきで「ロボット開発部」への異動を命じられる。何の専門知識もないまま、博覧会で発表するために、ロボット作りを強いられた彼が取った手段は、ロボットの中におじいさんを入れることだった。一見、うまくいくかに思われたその場しのぎの作戦は、おじいさんの暴走で思いもよらない展開に――。小林たちの運命やいかに!? ハートフルコメディ小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とし

25
ハートフルでほのぼのする作品でした。電機メーカーに勤務する社員が社長の気まぐれに振り回されながら、ロボット作り?に奮闘しています。一方、仕事をリタイアしたあるおじいちゃんは、頑固な性格が影響してか周囲と軋轢があり、暇を持て余しています。電機メーカーの社員とリタイアしたおじいちゃんが、ともに協力して大イベントにのぞみます。どたばたコメディーが軸にありますが、読み終えると感動します。正直苦しまぎれの設定でもありますが、続編がありそうな終わりかたで面白かったです。疲れたときに読むと癒されてホッとする作品ですね。2016/12/26

mokona

15
映画には無かったような、細かなことが小説には書いてあって、面白かった。誰も傷つけず、誰も傷つかず、ただただ楽しめる。映像を見てしまっているので、爺さんの姿が、どうしてもミッキー・カーチスになってしまった(笑)2018/01/15

一笑

9
ほとんどド素人の3人にロボットづくりを命じた木村電気の社長も適当だけれど、命じられた社員の小林、太田、長井がつくり出したロボジーもありそうでなさそうな適当なロボットだった。だけれど、ロボジーのような限りなく人間味のあるロボットがいたら最高だろうなと思う。腰痛持ちは困るけれどね。緑山学園大学理工学部の佐々木葉子のキャラもいいね。実際この位、極端な人がいないとロボットなんて生まれないのかもしれない。映画はまだ見ていないけれど、これが映画になるとどうなるのか、一度は見てみたいと思う。まずまず面白かった。2023/11/10

8
スウェーデンの『幸せなひとりぼっち』などと対比させてみると面白い。同じ「頑固で偏屈」にも色んなタイプのお爺さんがいるな、と思える。でも皆、乗る時はとことんノルのだ。2018/01/17

Masaru

7
文庫本で再読。実は私もエンジニア、知り合いにリアル「葉子」(女性のロボットエンジニア)もいたりして...楽しめました。そう言えば、初めてホンダのアシモ(二足ロボット)を見た時は、中に人がはいっていると思った事を思い出しました。2017/02/23

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