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内容説明
男女雇用機会均等法の施行から30年が経ち、女性たちの労働環境はどう変わったか。多様化する時代の中で、自分らしく働くためにはどうすればよいか。豊富な事例から、新しい時代の「働き方」「生き方」を探る。
【目次】
第1章 仕事と子育て両立編
◆残業できる人、できない人
◆家事・育児を手放せない人、任せられる人
第2章 ライフコース編
◆専業主婦か、キャリア女性か
◆扶養枠を超える人、超えない人
◆子どものいる人、いない人
第3章 働く女性の30年 A面・正社員
◆総合職か、一般職か
◆男女雇用機会均等法の産みの親、赤松良子さんに聞く
第4章 働く女性の30年 B面・非正規女子
◆非正規で働く女性
◆シングルマザー
第5章 キャリア編
◆管理職になりたい人、なりたくない人
◆女性起業家
第6章 これからの働き方、生き方を探る
◆二極化の時代に、どう働くか
CHOICE 1 ◆年収300万円、世帯年収600万円の幸せ
CHOICE 2 ◆地方でスローライフ、スローキャリア
CHOICE 3 ◆専門性を生かして週4日働く
CHOICE 4 ◆変わる会社員1 多様な働き方を選択する自由と責任
CHOICE 5 ◆変わる会社員2 副業やプロボノで、会社の垣根を超えて働く
CHOICE 6 ◆変わる会社員3 「シェア」が広げる可能性
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きいち
34
正社員/非正規をはじめとした二極化が、流されるままではそのまま、仕事の満足度にも人生全体の満足度にも直結してしまう状況。女性がそれにどう立ち向かい、どんな働き方をするのか自ら選び取っていかねばならない環境にあることは、自分のメンバーたち(全員女性)と対峙していて実感する。でもそれは、この先確実に男性たちも直面していく状況。現時点での成功失敗はあるにせよ、女性たちのほうが先を行っているのは間違いない。◇ここでの提言は「柔軟性」と「対話」。どう具体化するかは一人ひとり異なるけれど、正解が存在しないことは確か。2017/10/24
shoko
10
女性の人生について色んなライフコース(専業主婦・キャリア、子どもいる・いない)、就業形態(正規・非正規)を網羅して論じる良書。/辛かったのは、女性の貧困リスクの高さ。良かったのは、雇均法を中心に日本の就労環境の歴史を追えたこと。職場は多様な世代の方々が交わる場所なので、そんな仲間の負っている背景の理解が深まった。/注意点は、題名が「新提言」な割に、提言よりもファクトにページ数が割かれていること。提言より事実確認用だと思った方が期待値に沿うかもしれません。2021/01/17
かになお
6
「正規か非正規か」「子ありか子なしか」とかは今まで読んできた文献で下地はあったつもりだったけど、キャリアの章で考えさせられた。起業するほどのバイタリティはないけど、管理職になるというのも荷が重いなぁ(自分より優秀で職歴が長い職員はたくさんいるので、係長にもなれるかどうかわからない…)定年も老後も期間が伸びそうだから、もっと本腰入れて考えないといけないです。参考文献が豊富で様々な人にインタビューされていて、力作だと思いました。2017/05/31
まりこ
4
男女雇用機会均等法が施行されてからの30年における女性を取り巻く環境や制度、求められた役割、働き方の変化について、これまでの経緯を振り返る。わたしが入社した12年前はエリア総合職でしか入社を認めてもらえなかった。それよりも前に入社した女性の先輩方の苦労と努力を知る。今でも一般職の先輩社員の不満度は高い。女性であっても熱心に指導してくれた当時の上司に感謝。正社員で当たり前に働いてきたから非正規雇用の現実はショックだった。働き方は多様化しているのかもしれないけど、身近に感じられない。仕事も家庭も諦めたくない。2020/04/19
Yuko
3
男女雇用機会均等法の施行から30年が経ってもこんな状態なのかと知ると言葉を失う。30年前から女性の正規職員・従業員はほとんど増えておらず、倍増していたのは非正規だけだったという事実に愕然。2012年で女性の約6割が非正規。そして所得格差は、正規職員では女性は男性の7割、非正規職員となると更にその7割の給与。私たちの子どもたちたちが働く時代には、少なくともこんな男女間、就業形態による格差別がまかりとおっていないことを願うばかり・・ 2017/03/28
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