内容説明
ギャザリングの手法を用いれば、根付きの園芸なのに、まるで切り花でつくるフラワーアレンジメントのような寄せ植えが制作できる。
それゆえ、長く楽しめる「根つきの切り花アレンジ」とも呼ばれている。
この新しい園芸手法、ギャザリングは、「育てる・飾る」園芸から、「表現する」園芸へガーデニングの楽しみを大きく広げはじめた。
最近ではコンテストでの上位入場者も増えている。
また、土を使わない新しい植え込み素材の提案も好評。
人気の小花やカラーリーフをミックスしてアレンジする寄せ植えスタイルの先駆けとなったギャザリング。
手の中でしっかりと組み込んで植えるためより緻密な表現ができるのが強みだ。
ギャザリング手法の全体像を紹介した前作に続く第2弾となる本作は、より丁寧な説明によるギャザリングの教科書になる。
基本となる「小さな花束」のつくりかた、苗の取扱いや組み合わせなどを多数の写真で詳しく紹介する。
目次
第一章ギャザリングという方法
第二章揃えておきたい道具と資材
第三章植物に触れる方法
第四章ギャザリング・レッスン
第五章さまざまなギャザリング例
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
美登利
79
寄せ植えという文字に惹かれ。この本よりも前に出てるものがあるようですが、こちらの方が詳しいらしい。ギャザリング、聞いたことが無かったな。フラワーEXPOでは実演披露されたが、園芸関係者でないと知られていないのかも。寄せ植えではあるのだけど、花の苗の土を取り、根にはミズゴケを巻き、花束状に組み合わせたものをたくさん作り、それを天然ヤシガラ素材の土に埋め込む。切り花ではなく花の苗をオアシスに差すようなイメージで。土の鉢を置けない場所にも飾れる。園芸専門家向きの本で難しかったけれど挑戦してみたい。写真が美しい。2017/02/10