欧州 絶望の現場を歩く―広がるBrexitの衝撃

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欧州 絶望の現場を歩く―広がるBrexitの衝撃

  • 著者名:木村正人【著】
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • ウェッジ(2017/01発売)
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  • ISBN:9784863101746

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内容説明

欧州はいま、混迷の中にあります。英EU離脱と世界経済への影響、テロの多発、バルカン半島から大量に密輸される銃器、難民流入の深刻化など、さまざまな問題が輻輳的に絡み合い、大きな歪みを生じさせているのです。
本書は、イギリス在住のジャーナリストが、欧州で起きている問題の一つひとつの現場を歩き、話を聞き、ルポとしてまとめた1冊です。なぜ英国はEU離脱を選ぶに至ったのか、離脱が世界経済に及ぼす影響、次の離脱が危ぶまれている国はどこなのか、次々と繰り出されるテロの新常態にどのように対処しているのか、政治経済と難民問題を秤にかけざるを得なくなっている政治家たちの苦悩とは――。政府筋、金融シティ、一般市民、難民など、現地徹底取材によって、欧州が抱える問題の本質を探ります。

はじめに
1  EU崩壊の胎動
2  二大政党制の崩壊
3  英国分裂の危機
4  英国人がEUとの離婚を選んだ理由
5  ブレグジットが経済に与える衝撃
6  押し寄せる絶望の難民たち
7  テロ対策の新常態
8  離脱ドミノへの起爆剤、「五つ星運動」
9  拡散するブレグジットの衝撃
10 英国は没落を回避できるか
おわりに 

<著者プロフィール>
木村 正人(きむら・まさと)
1961(昭和36)年生まれ。京都大学法学部卒。産経新聞大阪社会部、東京本社政治部・外信部を経てロンドン支局長を務めた。国際政治、安全保障、欧州経済に詳しく、現在、ロンドンを拠点に国際ジャーナリストとして活動している。著書に『EU崩壊』『見えない世界戦争―「サイバー戦」最新報告』(いずれも新潮新書)。

※この電子書籍は株式会社ウェッジが刊行した『欧州 絶望の現場を歩く―広がるBrexitの衝撃』(2017年1月20日 第1刷)に基づいて制作されました。
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

60
英国のEU離脱、Brexit当時の英国や欧州の様子を描いたルポタージュ。前半は主に政治、経済の観点から見た離脱による影響。後半は難民問題、テロ対策、各国の動きなど社会問題が中心。当時の報道を思い出すとEU内の経済格差や難民問題、各国の右派のEU離脱主張など、欧州全体がひっくり返るような騒動だったなあ。その後もっととんでもない出来事が次々に起こってEU内部の問題とかは霞んじゃったけど。こうも侵略や戦争が各所で起ると、当時はまだ牧歌的だったんだなと奇妙な感慨さえ起こる。問題のいくつかは今と通底してるけどね。2024/11/22

黒猫

16
EUはもはや死んだと言っていいのではないか。「ヒト、モノ、資産」が自由に欧州を行き来することで、経済が活性化する当初の目論見は完全に外れた。キャメロン元首相の国民投票にかけるという発言から3年でイギリスは本当に離脱の道を歩んだ。EUはドイツのメルケル首相の思うがままではないのか。難民問題で多くの国が国境閉鎖したり、ヒトの往来を止めたことでEUの存在は消えたと思う。外交、交渉においてイギリスは海洋国家の利点を活かし、今後スコットランドとの関係や米国の関係をどう立ち回るのか、敏腕なメイ首相に注目したい。2017/02/09

hitbari

2
大変な事になってるね。 時代の変換点にきているのかも。2017/10/07

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