内容説明
東京湾に浮かぶように立っている葛西臨海水族園。ここのドーナツ型大水槽では、クロマグロが群れになって泳いでいます。こんな光景が見られるのは、世界でここだけ。そこで同園のクロマグロ飼育チームのメンバーが、「!」と「?」がいっぱいのクロマグロのすべてを、小学生向けの読みものとして描きました。マグロの専門家7人による、世界一おもしろくてためになるマグロ大百科! です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
54
太平洋を横断してアメリカまで回遊。100万個の卵のうち、大人のマグロになるのは平均一尾。食べる魚としてポピュラーなマグロも、育てるのはとても難しい。デリケートな魚であり、照明にも気をくばる。水族館の試行錯誤の連続は、まさにドキュメント。しかしいつかは、マグロの完全養殖の実用化に役立ててほしいと思う。食べる心配だけではなく、自然保護の一環としても。2019/11/17
ネジ
22
★★★★☆ 葛西臨海水族園クロマグロ飼育チームによるマグロの生態から飼育の方法に至る紹介。世界初マグロの展示に成功した著者らのマグロ飼育にかける情熱を感じる内容。 ①マグロは最高80km/hで泳ぐ。加速する時は第1背ビレと腹ビレを格納する。 ②水槽内でのマグロの産卵に成功したのは30年の飼育期間でわずか4回。 ③マグロは日本からアメリカまで回遊するが、どのタイミングで回遊を決断するか、なぜ目的地を知っているのかなど解明されていない謎が残っている。2023/10/31
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
6
教育出版国語 4年生 【令和2年度教科書掲載本】2021/05/24
頼ちゃん
3
教科書掲載本。葛西臨海水族園のクロマグロチームのあつい思いが伝わった。わかりやすくて、面白い。久しぶりに葛西臨海水族園行きたくなった。2024/06/16
望月 朔
1
4年生 科学読み物BT2019/02/06