講談社+α新書<br> 欧州危機と反グローバリズム 破綻と分断の現場を歩く

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講談社+α新書
欧州危機と反グローバリズム 破綻と分断の現場を歩く

  • 著者名:星野眞三雄【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 講談社(2017/01発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062729734

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内容説明

英国EU離脱とトランプ現象に共通するもの何か? 格差が人々の怒りに火を付けた。EU26ヵ国を取材した第一線記者の緊急報告!欧州視点で世界を見る。米国と中国の「G2」を見ているだけでは、世界の大きな潮流はつかみきれない。それが欧州を知ることで、見えてくるものがある――。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

59
Brexitによる騒動とギリシャに端を発する財政危機の二つをテーマに、その当時のEUの動きを記した一冊。その後の難民問題で両者とも影が薄くなってしまったけど。本書で主に取り扱われているのは政治問題より経済が中心で、全体的な俯瞰図というより個々の問題に対しての関係各所や各国の動きが中心となっている。その為個々のエピソードを読む面白さはあるけど、全体的な問題は掴み辛いかな。それでもBrexitに端を発する連合王国解体の危機や、欧州各国でバブルが弾けていたのを初めて知るとか、やはりミクロな部分は面白かったです。2022/02/15

Yuji Hamano

5
欧州でおこっている反グローバリズムを知りたくて読んでみたが、目の前の経過順に書かれているだけで、もうすこし俯瞰した立場からの見解を期待してしまっていた。2019/08/19

乱読家 護る会支持!

5
ここ数年間の欧米先進国の動向を追った本書。経済成長を大前提に成り立つ欧米型民主主義が破綻寸前にある。破綻しかけの先進国と同じ事をしているアベノミクスに最後にダメ出しするところが、さすが朝日新聞記者。しかし、本書に処方箋は描かれていない。 ここが朝日新聞の限界。処方箋が無く「アベノミクスはダメ」としか言わない政治家は支持しちゃダメ。 本書と同じ文脈ながら、青山繁晴さんは「第二次世界大戦後の秩序が壊れていく中だからこそ日本の出番。和を大切にする日本的民主主義の出番」と考える。 皆さん、自分の頭で考えよう!2017/06/11

Akiro OUED

2
欧州危機も反グローバリズムも、冷戦に勝利したと錯覚した西側諸国のユーフォリアに端を発してるんじゃないか。経済的利権獲得のためには、弱い国を武器や通貨でイジメてもよいとしてきた結果がこれだよ。病人だったドイツが回復したら覇王になることを予見できなかったEU諸国の自業自得だね。2022/04/09

はる

1
欧州の経済がどういった状態なのか、土台となるものはなんなのか、を主要国ごとにわかりやすく説明されていて、勉強になりました。2017/09/14

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