内容説明
講演旅行に行く元大臣と秘書。元部下と禁断の恋に落ちた、元会社員。その父を追う娘。この二人を張込み中に自分の妻の浮気に遭遇する刑事。今しも彼らは、同じ夜行列車に乗ろうとしていた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
coco夏ko10角
30
9時発の夜行列車に乗ろうとする人たちの半日くらいの出来事。東京駅のホームの場面になってからはどうなっていくかと。雨が降っていなければ…。2019/08/18
Mayrin
6
どんどん新しい人が出てきて戸惑った。しかし、安定の赤川次郎先生。読みやすく面白かった😸2019/03/24
IWASAKI Yohei
4
赤川さんの作品はあっという間に読み終わる。リズムがいい続きが気になって仕方がない。男と女が幸せを求めて行き着く先。ブラックだけど、最後はちょっとホッとしてしまう。2017/02/19
ユキ
4
徳間文庫版を覚えていないので新鮮に読めた。このタイトルと表紙が素敵。内容はいつもの赤川次郎さんワードがてんこもり。一番幸せになって欲しい人が幸せになって良かった。最後、少しだけ涙が……。(年かな)2017/02/05
hry
3
軽くあらすじを読み、表紙を見て、走行中の夜行列車での物語かと思ったら、列車が発車するまでの話だった。男女の仲になった登場人物たちそれぞれの思惑が、9時発車の夜行列車に集結する。雨降りの描写が多いのは物語のキーになっているからだとわかっていたけど、そういう終わり方に持っていくのかーというのが正直な感想。もし雨が降っていなかったら、結末は変わっていたのだろうか。行き着く先は同じような気もするが、最後の家族に救いを与えてくれたのは良かった。2017/03/11