- ホーム
- > 電子書籍
- > ビジネス・経営・経済
内容説明
元山口組系組長で金融ヤクザだった猫組長と、エコノミストの渡邉哲也氏が、「カネから見た山口組分裂」から、ヤクザと国際金融のつながり、シノギの現状、トランプ大統領の誕生で起こっている地下経済の変化までを完全解説! タックスヘイブンを利用した国際マフィアの手口や、産油国を舞台に繰り広げられる暗闘、世界的な脱グローバルとヤクザ社会の変容など、知られざる裏社会と国際金融の関係を抉り出す。世界の潮流を表裏両面から読み解く異色作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
緋莢
11
図書館本。山口組系の元ヤクザである猫組長と、経済評論家の渡邊哲也の対談本。まずは、猫組長によるヤクザについての基礎知識(金融ヤクザや武闘派という種類やシノギの見つけ方等)から始まり、山口組分裂を〝カネ”から見た場合の真相や、ヤクザによる海外投資の実態などを語っています。 <金融ビッグバンで何が変わったかというと、投資顧問業やファンドなどの許認可の取得ができるように なったことです(続く2024/10/13
Honey
8
山口組、ヤクザ、暴力団…よく聞く単語でも、ぼんやりとしか知らなかった世界が、かなり分かった気がしました。そして、国際的な金融経済の流れとも連動している様子が、興味深い。というか、曲がりなりにも?筋を通す”ヤクザ”は縮小し、何の節操もない不良やグローバルマフィアみたいな勢力が拡大?あっちもこっちも、息苦しい世界になってしまっているような…やはり、日本古来のもっとゆったりした文化を世界に広めていかないと!2019/08/14
チョビ
6
今日も神戸が騒がしいですが、山口組の分裂は現在の政治経済の動静と切り離せないことを知ることは重要。またトランプ政権と神戸山口組の思想がシンクロしていることを理由に名古屋はいずれ…と願っている猫組長さんの意外な情緒と、世界を股にかけた経済ヤクザとして活躍をしていた姿は痛快。思うにヤクザは必要悪ということ。敬意を表せば悪いことにはならないのに、犯罪者扱いするから異常事態があれこれ降ってくるような気がした。今更いい時代に戻れるわけではないし、司組長のやってることは時代にあってるけど、なんかねーと思わせる。2017/09/13
幸冬
4
猫組長の対談形式。 暴力がヤクザの基本で、暴力を背景にスピードある経営判断できるとかはなるほどと思った。 原油との関連など、経済ヤクザはいろいろ手を出してるんですね2017/02/07
蛭子戎
3
山口組の歴史とマネーロンダリングの話。高度成長期に正業で儲けた金を海外で運用していたとか。タックスヘイブンにはイギリス系とアメリカ系があってイギリス系はダメになりつつあってその良い例がパナマ文書だとか。そんな感じの刺激的な話が多かった。猫組長がメキシコ行ったときのメキシコマフィアの話は怖かったw2017/05/31