内容説明
道端に、公園に、庭に、普段は気にすることもない雑草たち。
花壇や街路に整備されているけれど、名も知らない花や木たち。
そんな彼らは何食わぬ顔して、実はものすごい秘密と不思議を秘めているのです。
たとえば、釣鐘のような形の花は、どうしてそんな形をしているのか?
それは来てほしい虫だけにフィットするように変形した結果だったり。
春になれば青い小さな花を咲かせる雑草、ツユクサは、実は偽りの看板で昆虫を引き寄せる稀代の詐欺師でありまして……。
そのほか、名前に込められたストーリーや季節ごとの変化などなど見慣れた植物たちの真実の姿を、「楽しく読みやすいマンガ」と「写真」でサクサク、どんどん!読めちゃう本です。
知れば知るほど植物が愛おしくなり、毎日の通勤・通学の世界の色も変わってくるはず。
ちょっと知るだけで、こんなに楽しい! こんなに納得! 植物ってスゴイ!!!
目次
山野草(春夏)
山野草(秋冬)
樹木(春夏)
樹木(秋冬)
園芸種
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
宇宙猫
16
★★★ 身近な植物について簡単に解説。漫画の部分を読んで、あとは流し読み。日本に生えているのは全て雄という樹木が結構あって驚いた。2023/09/05
さすらいのアリクイ
10
花屋兼漫画家の花福さんがワラビ、ドクダミ、サクラ、クスノキなど色々な植物をマンガと紹介文で説明するという内容の本。マンガも紹介文も緩めですが細かい。アジサイは挿し木で簡単に増やせるが、アナベルという近年人気の品種は挿し木は難しいとか、ベランダの鉢に謎の草が生えてきて育ててみたらムラサキシキブだったなと、著者花福さんの植物へのこだわりや興味の熱さが伝わってくる。植物の育て方や匂いにこだわるのは花屋さんだからか。花福さんによるとカツラの葉は放置しておくと醤油煎餅の匂いがするらしいですよ。少しずつ読みたい本。2018/08/29
書の旅人
9
ポレポレの丘デビュー以来、巨木ばかりではなく、草花にも興味が出て来ました。この本には紹介されていないのですが、昔から何故か、ネムノキが好きで、川原などで、あの華蓮な花を咲かせる姿を見かけると、目を向けてしまいます。丘には残念ながらないので、池の傍に植えようかと考えてます。2017/06/30
ポメ子
7
漫画と写真で、季節ごとに植物が紹介されていて読みやすい。 ハルジオンとヒメジョオン、南天と万両と千両の区別がすぐ忘れてしまうので、これからも何度もこの本に助けてもらうことになるだろう。2020/07/26
みよちゃん
6
マンガでわかりやすく、写真などでも、説明がわかりやすく、手元に置いておきたい本。返却の日が近いので、返します。2018/01/25