ちくま文庫<br> 少しだけ、おともだち

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ちくま文庫
少しだけ、おともだち

  • 著者名:朝倉かすみ【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 筑摩書房(2017/01発売)
  • 3月の締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/31)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480434012

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内容説明

ご近所さん、同級生、バイト仲間や同僚──。夢とか恋バナとか将来を語ることもあるけど、ほんとうに大切なことはそんなに話してないかもしれない。女同士ってちょっとむずかしい。でもたった一人は寂しいからやっぱり「おともだち」は必要だ。仲良しとは違う微妙な距離感を描いた短編集。書き下ろし「最後の店子」「百人力」を加えた10作品を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

TANGO

38
何とも後味の悪い話から始まる、10編の女同士の微妙な関係。「友情」は男女間に芽生えるのか、以前に、女同士にも友情はあるのか。誰もが聖人君子な訳ではないのは知っているし、裏も表もあってこそだけれど、このエグさが分かってしまうのは、私も「女」だからなんだろう。「今度、ゆっくり」が一番読んでてホッとした。おともだち、ってややこしくてむずかしくて、きっとだいじなもの。2016/12/12

to_ko

14
★☆☆☆☆ 1話目の『たからばこ』のラストがショッキングだったのでこんな作風の短編が続くのかと気が重くなってしまったが、どれも現実によくある“その時、近くにいた人とのお友達”関係が描かれていて、自分にもこういう感じの友達がいたなぁなんて思い出したり。どの話も印象が薄くイマイチだった。2017/12/24

ぶうたん

13
主人公の微妙な友人関係をテーマにした短編集。読みやすい。女性作家が、女性のために書いたようなところがあるので、必ずしも共感できるというものでは無いが、何となくわかったような気にはなる。不快な冒頭の作品から始まったときはどうしようかと思ったが、後半は希望を感じる展開の作品もあり総体的には良かったかな。2016/11/23

hautan 

11
図書館本。私はおともだちには、なりたくない方でした(笑)好きな本では無かったけど何となく気が付いたら終わってました(*_*)2019/06/06

たぬ

10
☆3.5 10編収録。初っ端から幼女×お兄さんという不穏な組み合わせでまさかと思ったけど案の定。でも以降はそこまでの悲劇は出てこなくて一安心。美しいだけが友情じゃない、邪悪すぎる友情だってあるしそれどう考えても友達じゃないでしょというのもある。女って腹の探り合いばっかしてるなー。7、8編でよかったな。後半ちょっとダレてきてた。2020/06/12

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