内容説明
「気流術を使って体調不良を治します――気流師・桜祇怜花」これを聞いた時に嘘くせぇと言う言葉を慌てて呑み込んだ城戸亮司は、派遣社員を管理する派遣会社の営業だ。登録した社員の不満を聞くのも仕事の一環。「気流師」なんていう怪しさ満点のところには近づかないようにしようと思ったら、自分の妹が施術を受けていると知り、大慌てで偵察に行くことに。出てきた怜花は、なんとなく信用してしまいそうになる人物で――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
43
気流師って・・することは真光とかいう宗教の「手かざし」みたいなものじゃないかしら。今、有名なスポーツ選手が病気になって昔の芸能人がしてあげてるって聞いたような。健康の為には気流師さんに看てもらうのもいいけれど・・揉め事だけはごめんだわ。宗教っていうのは政治家とくっつくのがいやらしい。純粋な救いを与える人とか、人格共に立派な宗教家って・・いらっしゃるのかしら。2019/09/28
hnzwd
23
こんなお店があるなら行ってみたい。。お話自体は読みやすく、美貌の女主人公に、抜けてるようで締めるところは締める主人公が事件を解決していくという。ラストは女主人公の謎も絡んで、さっくり読めました。ライトミステリというよりはライトSF?2016/01/06
ネムコ
15
表紙の城戸クンがハンサム度200%(笑) 怜花さんの能力の謎が良い引きになっています。ただ気になったことが。他社の人と話すときに「なるはや」とは言わないと思う!2015/12/24
紅羽
9
気流師という身体の不調を改善する職業の怜花と、顧客である妹を通して知り合った派遣会社営業の亮司が施術を通して少しずつ歩み寄っていくお仕事系の作品。人の気を色として見る事の出来る怜花が唯一亮司の気を無色、「透明」と判じる。その理由は後に彼女の一族の事や隠していたもう一つの能力と共に明らかになっていくのですが、物語はこれからというところで終わっています。2人が今後、どうなるのか気になりますが続編あるのかしら。2020/03/27
しぇん
6
気流師という、うさんくさすぎる職業に妹がはまっている事を心配して出向いた主人公が出会ったのは……と。主人公が疑うところから始まりますが、まぁ普通の神経していたら疑うよな、と。基本怜花さんが事件?をアドバイスで解決していく話ですが、最後は怜花さん自身の秘密に迫る話に。出来る女のようで結構ぬけてる怜花さんが魅力的でしたし、主人公との関係も気になるので続くようなら買おうと思います。2015/12/21