内容説明
「退屈だ」大財閥の御曹司・真行寺晴人にこの言葉をつぶやかれると世話係の山田太陽は戦々恐々。何か晴人の興味を引くものが現れるまで、延々と付き合わされてしまうからだ。
ある時は2日寝ないで散歩につきあわされた。ある時は世界中から集めた蝶や蛾を家の中に放たれ、その後始末でヘトヘトに。すべては晴人の気分次第。不遇の世話係・太陽にとっては受難の日々。そんな二人が散歩の途中、誰もいないコンビニで倒れている女性を発見してしまい!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けい
7
サクッと読了。ミステリだと思ってよんでたんだけど違うみたい(笑)まだ、雇用期間が残ってるから続編出るかな?出たら買う。2015/08/16
紅羽
6
人が死なないミステリ…ですが、謎解きモノなのかは微妙なライン。機械のリース会社に勤めていた太陽はある日、取引先の真行司晴人に一年契約で世話係としてリースされる事になる。破格の給料に飛び付くも、晴人の突飛で奇異な行動や言動に悩まされる。2人の掛け合いがコミカルで楽しいのですが、肝心の謎解きは、事件も起こり推理はするものの、その推理は的外れで当然当たる事はなく真相は案外普通のオチ。晴人の宇宙人的な発想の原点は祖母から終盤語られますが、まだ太陽の契約は終わっていないので、続編はどうなのでしょう。2020/06/15
barcarola
4
平凡な事象を無駄に複雑に考える迷探偵、のバリエーション。タイトル通り、大富豪の退屈しのぎに無理やり(というか、それが仕事で)付き合わされる山田太陽の不幸な物語である。謎解きを楽しむ物語ではないので念の為。2021/08/09
ばんび
3
なんか、変な話だった(笑)けど、契約期間終わってないし、続きあるのかなぁ??最後の方おもしろくなってきたし、続き読みたいな。というか、契約期間が終わる時の話が気になる!!2016/04/24
しのぶ
2
初めて読む作家の作品。ミステリーと呼べる大きな謎も山場もなく気が付けば読了。そして読後感がいまいち。晴人は変人の金持ちでずれているが「いい人」。だが物語の語り手である太陽の、晴人に対する愚痴を、最初から最後まで丸々一冊読まされた印象。2015/11/05
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