内容説明
武田光星が働く、アオバト引っ越しセンターには、緊急・深夜の引っ越しにも対応するサービスがある。今夜もアオバトのもとに仕事が舞い込んだ。若い夫婦、ワケありカップル、やる気のない大学生、険悪な親子――それまでの思い出と共に、住んでいた場所を出て行く依頼者たち。普通は本人たち以外が知ることのない空間で、思い出(荷物)を運び出すのがお仕事。そんな、真夜中の引っ越し屋さんが見つけたのは――。“人”と“モノ”を巡る、ほっこり優しい物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
61
深夜帯に出動する引っ越し屋さんという設定のためか、荷物の搬出に枚数が割かれているのと、早い段階で展開が読めてしまうのが気になった。シリーズ化するとしたら、どれだけ意外性のあるアクの強い人物を持ってくるかが重要になると思う。2017/01/14
み
25
さくさくと♪夜中に引っ越しはないよね、その設定は変わってるものの、各依頼人さんの事情がありがちな感じで何となく読了(>_<)2018/02/07
よっしー
20
図書館で見かけ、手に取りました。日中は運送、夜は引っ越し業務。本編でもありましたが、業務形態を考えると普通にブラックですよね。肉体労働な上、過酷な勤務時間…。ただ、不思議な事にそこで働く人からは明るい空気が漂っているので、悪くはない職場?と感じてしまいます。引っ越しする理由は様々ですが、新しい場所で心機一転、幸せを掴みに行って欲しいと思います。2023/09/09
coco夏ko10角
20
真夜中のお引っ越し。緊急で荷物がまとまっていない人が多く、そこから見えてくるもの。読みやすくさらりと。2017/10/31
きたさん
16
ほっこり優しい、といえばそういうエピソードを書いているのだろうけれど、物と人、人と人との感情的な関わりの描写がとても少なかった印象もあって、個人的にはnot for meでした。登場人物が、お話に出てくるキャラというより同僚だったり隣に住んでいたりと実在していそうな感覚があって、それが盛り上がりに欠けたように思えた理由のひとつだったのかもしれません。2022/02/07
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