内容説明
「まず,生きることだ」そう言って大干ばつのアフガニスタンで井戸を掘り始めた医師,中村哲.掘り上げた井戸の数は1000に及ぶ! 医師として,また医療NGOぺシャワ?ル会の現地代表としてその活動に全身全霊を捧げ続ける中村哲医師からの熱きメッセージ.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kao
5
★4.7 再読。文化も価値観もまるで違うアフガンで、本当に命が救えるのは「医者の信念」ではない、水であり井戸であった。十数年前に初めて読んだ時、こんな立派な【医者】がいるんだと心底感動した。真の国際貢献、真の医師とは何かを学んだ。本日(2019年12月4日)飛び込んできた中村哲氏の現地での死亡ニュース…深く深く合掌。2019/12/04
後藤良平
2
医学出版社だけあって、ペシャワール会医師の報告は専門用語が頻出するが、それ以外は中村さんの講演録、質疑応答、若い医者へのメッセージが主で、中村さんの思いを細かく知ることができた。若者よもっと冒険せよ、医者ほど恵まれた職業はないんだぞ、フリーターのような医者だって食っていけるという話には、自分は医者とは縁もゆかりもないがなんかやってみようという意欲が湧いてくる。日本に合わない人は是非来てくださいというのには笑った。この本、医学生が読んだらどう感じるだろう。国内の医者には書けない本だ。年間No.15榴岡図書館2021/01/30
田中一郎
1
iインタビューなどの寄せ集めのような本で、それなりの内容でした。状況はわかりましたが、中村医師が伝えたいことは充分に書いてないように思います。2025/12/01
ニックユーザー
1
第一印象は「思っていたよりも尖った人なんだな」だった。中村哲氏に対しては強い信念があって行動してる“キレイ”な人という認識があったので、まずは目の前の人を助けようという気持ちが偶然とあわさりこういう結果になっていたんだなと良い意味でかなり認識が変わった。氏本人についてだけでなく、パキスタン方面の地域の文化や認識が日本と大きく違うことには驚きと興味深さがあったし、NGOや国際社会のあり方と実際についても大学で習ったとき以上に実感を伴った言葉に感じられた。2003年の本なので、社会情勢とかについてはやや古め。2020/10/29
てぬてぬ
1
信念、なんていうと、なんだかかっこいいと感じてしまうが、価値観や文化の異なる場所にこれを持ち込むのはリスクといえる。 今自分の周りにいる人が、本当に必要としていることを、手を抜かずにやる。自分の信念ベースではなく、他人のニーズベースでやるということだと受け取った。デザイン思考的でもあり、温かさもあり、それを実現する強さもある。行動を続けた人だけが辿り着いた確信が、「一隅を照らす」という言葉に集約されている。2020/02/27
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