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内容説明
月刊フラワーズに掲載された最後のよみきり「いつか緑の花束に」の他、
よみきり「MOTHER」、コミックス未収録のショートなどを集めた作品集。
「MOTHER」続編として公開予定だった未公開ネーム100P超に加え、2016年4月、月刊フラワーズに掲載された吉野朔実先生のインタビューも再録。
吉野朔実先生からあなたへ贈る、最後の作品集。
<収録作品>
・「MOTHER」
・「いつか緑の花束に」
・「龍のお使い」
・「運命の人」
・「花のようだった」
・ツートーン・ショートコミック4編
(「みどりいろの猫」「Joker」「水瓜」「蝙蝠の慶福」
・MOTHER続編の未公開ネーム100P超
・吉野朔実先生インタビュー
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
honoka
44
二度読みでなんとなく(話が)わかったような気がする(まだまだな自分)圧巻のネーム。「MOTHER」続編のネームには僅かに絵が入り、「劇団ソラリス」(MOTHERはこの劇中劇に設定していた話らしい)ネームは殆ど文字のみ。それでも最後の言葉「この国は…平和でなければならない 乱す者は消去しなければならない」が空恐ろしい未来を予知していそうで唸る。画風の異なる他の短編も巧みな絵と話の饗宴。表題作も面白かった。今年3月の「月刊フラワーズ」インタビュー記事も掲載…( ; ; )心からご冥福をお祈りします。悲しい。2016/12/15
ぐうぐう
39
作家は、現役で亡くなった場合、その死後に連載中の作品が絶筆の状態で、あるいは未発表の作品が刊行される運命にある。手塚治虫の場合、亡くなった時点で3本の連載があり、3作とも死後に絶筆のまま刊行された。中には、ネームも含まれており、病床まで原稿を持ち込んでいたことが想像できる。亡くなる前に掲載された原稿は、段々とペンが荒れていく様子が克明に判断でき、手塚の身体を病魔が蝕んでいたことがわかる。しかし、吉野朔実最後の作品を含む、単行本未収録集である本書を読むと、手塚にはあったペンの乱れは皆無だ。(つづく)2016/12/13
還暦院erk
24
ネームだけの作品もあるということで、買おうか迷った(三原順先生の未完の遺作を読んで悲しすぎて手放してしまった過去がある)が、思い切って購入。表題作は生前雑誌発表最後の作品。吉野先生もどこかで、ほのぼの学生さんの守護霊をなさってるかも、と少し慰められた。ショートショート作品はどれも秀逸。2色カラーのページは額に入れて飾りたいくらい。そして「MOTHER」、驚きのSF。ネームだけの所も含めて夢中になって読了。死や罪や罰が色濃く絡む物語世界に浸りこんだ後に生きる気力が増えたの。不思議。読んでよかった。2017/08/25
赤とんぼ
22
昨年、幾人もの尊敬する方を亡くしました。漫画界で最も衝撃だったのがこの方がいなくなってしまったこと。まだ、冷静に読むことができないでいる自分を発見しました。それでも、本当に怖くて美しい。2017/01/04
小鈴
22
とても吉野朔実らしい。生きていた。だから死ぬ。そのあっけなさがとても吉野朔実らしい。見事だ。確かに年齢を考えると若いので残された者から見ると残念なのだけど、本人に悔いはないのではないか。描きかけのものはあったけれど。あら死んでしまったわ、と言って一服していそう。それが私の中の吉野朔実です。2016/12/18
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