内容説明
現在、世界には二十九の君主国が存在する。それら君主国の中で最も古い歴史を持つのが日本の皇室だ。千年以上にわたってその血統を連綿と受け継いできた王室は、世界に類を見ない。また現存する君主国の中で最も人口が多い国は日本である。君主国・世界第二位の規模をもつイギリスの人口が六千万人前後だから、日本は人口規模で比較しても断トツに大きい君主国といえるだろう。つまり日本の天皇家は、世界で最も古い歴史を持ち、かつ世界最大の君主国の皇室ということだ。本書は、初代・神武天皇から今上天皇まで、百二十五代すべての天皇の生涯と事績を、わかりやすく紹介したものである。世界最古の皇室の血統はいかにして受け継がれ、民族の繁栄にどのような役割を果たしたのか。神話時代の国造りエピソードから摂関政治時代の藤原氏との微妙な関係、台頭してきた武家との熾烈な権力争いなど、天皇家を知れば日本の歩みが見えてくる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
作楽
8
年表と共に読むといいですね! 醍醐天皇を調べたかったので、本当によかった。2015/05/25
いちろう
4
のんびり 日めくりのようにして 読んでいくのも この本だと ありだとおもった!2012/10/17
nekosuke
3
日本史の再勉強に際し、[読めばすっきり!よくわかる天皇家の歴史(角川SSC新書)]と併読しました。エピソードを交えた記載内容が、天皇家の方々が人間らしく書かれていると思い、読みやすく感じられました。また、『あとがきにかえて』は目から鱗が落ちるようでした。2013/05/07
そんびん
2
一方的な賛辞に終わらず、ちゃんと記紀等、歴史資料を検証している。この手は結構極右的な天皇賛辞に終わっている場合が多いが、その手のものとは一線を画している2011/01/05
ねぎとろくん
1
初代神武から126代現今上までの事跡をまとめた一冊。ほぼ確実に現存したとされるのは、10代崇神(3世紀末)以降、さらに確実になるのは26代継体(6世紀前半)以降。 現今上天皇は、(南)後醍醐vs(北)足利尊氏が戦った、(その直前には共に鎌倉幕府を打ち滅ぼした)南北朝時代の、北朝の家系。しかしながら国をもって、正統を南朝としているのが不思議でたまらない。20世紀の対外戦争期に後醍醐の勇敢さがリスペクトして、とは言うものの... あと近親相姦、近親殺人がかなり多い。 白河が自分の孫である鳥羽の妻と子作りとは2025/06/04
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