「戦国大名」失敗の研究【群雄割拠篇】 - 政治力の差が明暗を分けた

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「戦国大名」失敗の研究【群雄割拠篇】 - 政治力の差が明暗を分けた

  • 著者名:瀧澤中
  • 価格 ¥699(本体¥636)
  • PHP研究所(2017/01発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569763279

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内容説明

伊達政宗、長宗我部元親、今川義元、そして信長を裏切って滅亡した多くの有力大名……。日本各地で覇を唱えた“戦国の英雄”たちは、なぜ己の野望を打ち砕かれたのか? 領国の「経営者」としては優れた手腕を発揮しつつも、一国の「指導者」としては成功できなかった“決定的差”は一体どこにあったのか? 本書は、気鋭の政治学者が「フランコ将軍」「大日本帝国」「第三次中東戦争」など、近現代史の類例と比較しつつ、天下に届かず一地方権力に終わった彼らの失敗の本質に迫る。「伊達政宗は本当に生まれてくるのが遅すぎたのか?」「戦略というよりも単なる『攻撃目標』」「空間と時間の政治力」「三番手以下が二番手と組む危険」「山本五十六と長宗我部元親の誤算」といった鋭い考察からは、現代を生きる我々にも共通する“局地政治力の限界”が浮かび上がってくる。時代の制約を動かす“偉大な指導者”の条件とは?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

岡本

18
シリーズ第三弾は伊達政宗、長宗我部元親、今川義元、そして信長と謀反組を徹底研究。著者のシリーズ高齢の政治力に焦点を当てた分析となっています。毎度ながら別の時代、別の場所の政治家や軍人と戦国大名を比べていますがそろそろ決め手に欠ける様な比較が。共通する部分を上げる時も無理矢理感が漂い始めており、次回作が在るとしたらどうなるんだろうか。2016/08/18

getsuki

10
シリーズ3作目。勉強不足もあり、相変わらず近現代史パートを理解するのに骨が折れる。今回登場する伊達政宗や松永久秀らと戦国三英傑との差はどこにあったのか?の分析が興味深い。2016/07/16

イシカミハサミ

4
伊達政宗、長曾我部元親、織田信長、今川義元。 伊達政宗の項は失敗というよりも、 政治家のタイプの違い、というくらいの印象だった。 長曾我部元親の項も、 その時トップの勢力が織田信長だったことの不幸が書かれているだけの印象。 織田信長はそもそもの存在がピーキー過ぎて、 日本ではたまにこういう性質のカリスマが生まれる(小泉元総理みたいな) ことに対する戒めくらいの教訓。 今川義元の項のみ、強者であるときこそスキに注意せよ、 と教訓らしい教訓が得られる。2019/10/19

かやは

2
読み物として面白いですね。2016/07/14

ゆきまさくん

1
伊達政宗、長宗我部元親、松永久秀、今川義元など、天下をも窺う力がありながら、天下に届かなかった戦国武将のその理由を研究したもの。それを日本を含む世界の近現代史の事例と比較しながら検証するユニークなもの。どちらかと言えば、タイトルにある戦国武将よりも、スペインのフランコの統治や第三次中東戦争など、比較対象となった近現代史の説明の方が詳しく、ためになったし面白く読めた。また文中随所で参考に挙げられた文献が多く、これも興味深いものだった。2017/07/23

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