内容説明
分散分析や帰無仮説という用語が登場するのは終盤ですが、そこに至る歩みで、イメージがわかない、数学的な意味など統計ユーザーが陥りやすい疑問を解消します。実験系パラメトリック統計学の捉え方を体感しましょう!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆき
5
わからなくなったら基礎に戻れということで読み直す。 積み重ねが大切だと自分に言い聞かせる。2015/11/01
Schuhschnabel
3
そもそもデータを見るとはどういうことかというところから始めて、なぜ実際のデータを解析するために統計モデルが必要なのか、なぜ複雑な式の確率分布が推測統計学に不可欠なのかといった疑問に対し、哲学的な議論を交えながら答えていく。たしかにこれならつまづき箇所はだいぶ少ないと思う一方、数学ができる人は、統計学が何を目指しているかといった問題はおいおい考えることにして、推定とか検定とかは数式で理解した方が気持ち悪くないんだろうなとも思う。2019/11/26
ぴょんpyon
2
極めてコンパクトに統計の考え方がまとまっています。一度”統計学”を学んでつまづいた人のやり直しに最適だと思います。「数学は統計学的思考にとって必須ではない」のセリフ通り、複雑な計算なしに話が展開されます。自由度の説明がイメージしやすくて、すんなり受け入れられました。76個もの確率分布とそれぞれの関係を1ページにまとめた確率分布曼荼羅は一見の価値あり。圧巻です。2016/10/13
明るいくよくよ人
2
ほんとに、基礎の基礎が理解できた。すばらしい本です。統計学の歴史と記述統計・推定等の流れがよくわかった。2016/09/23
ゆき
2
自由度の説明が今までの他のどの本よりも一番しっくりときた。なんで、そういう式なのか?をわかりやすくかみ砕いて説明がある一冊2015/06/14