集英社新書<br> 中央銀行は持ちこたえられるか――忍び寄る「経済敗戦」の足音

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集英社新書
中央銀行は持ちこたえられるか――忍び寄る「経済敗戦」の足音

  • 著者名:河村小百合【著】
  • 価格 ¥748(本体¥680)
  • 集英社(2017/01発売)
  • 夏至&父の日!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~6/21)
  • ポイント 150pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087208580

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内容説明

今や政府の債務残高は1200兆円を超え、名目GDP比の250パーセントに迫る勢いだ。その増加傾向にブレーキはかからず、安倍政権が目標とする「2020年プライマリー・バランス黒字化」の目途はまったく立っていない。増え続ける巨大債務を抱えながらも「デフレ脱却」を至上命題として、掟破りの異次元緩和と“事実上の財政ファイナンス”に邁進する政府・日銀。しかし、成果は一向に上がらず、もはや「出口」の見えない展開に突入しつつある。このまま行けば遠くない将来、日銀の政策運営が制御不能となる日が必ず来る。その時、われわれ国民を襲う悲劇的な結末とは!? 恐るべき警告の書。【目次】第一章 わが国の政策運営の油断と慢心/第二章 「財政危機」のあり得るシナリオ/第三章 欧米諸国と日本「財政・金融政策」比較/第四章 金融危機後の「金利ゼロ」の世界と「量的緩和」/第五章 中央銀行は持ちこたえられるか/第六章 財政破綻のリアルI――欧州債務危機の経験から/財政破綻のリアルII――戦後日本の経験から/第八章 蓄積され続けるリスクと遠のく正常化/第九章 なぜ掟破りの政策運営は“放置”されてきたか/第一〇章 子どもたちの将来への責任/あとがき/参考文献

目次

第一章 わが国の政策運営の油断と慢心
第二章 「財政危機」のあり得るシナリオ
第三章 欧米諸国と日本「財政・金融政策」比較
第四章 金融危機後の「金利ゼロ」の世界と「量的緩和」
第五章 中央銀行は持ちこたえられるか
第六章 財政破綻のリアルI――欧州債務危機の経験から
財政破綻のリアルII――戦後日本の経験から
第八章 蓄積され続けるリスクと遠のく正常化
第九章 なぜ掟破りの政策運営は“放置”されてきたか
第一〇章 子どもたちの将来への責任
あとがき
参考文献

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

k5

31
マイブームとしての財政。2015年の危機の時、ギリシャに出張する機会が多かったので、財政破綻の恐ろしさは知っているつもりですが、日銀のバランスシートはけっこう衝撃ですね。防御力ゼロ。ただ、「とりあえず日本銀行券刷ったらええんちゃう?」というプリミティブな意見については、インフレになったら困る、というにとどまり、インフレへのシナリオは書いていないので、私のような素人の背筋を寒からしめるには弱いです。でも、ひょっとすると既に破綻しているから補償できないのか?と思うとちょっと寒くなってきました。2020/04/13

くものすけ

9
ちょっと古い10年近く前の本。当時から日銀が抱える大量の国債残高に対して警告を発していたが、現在も状況にはそれ程変化があるとは思われません。日本の中央銀行のみ破滅への道をまっしぐら、80年前の戦後直後の超インフレ、預金封鎖、政府による借金の踏み倒しの再現が迫っている様な危機感を覚えるのは「疑心暗鬼」であればよいのですが…何とかして早急に国民の不安を解消して欲しいものです。2024/12/27

トリッコロ

9
至極真っ当な書物であり、今の状況は『デフレ脱却』を金科玉条として、中央銀行と政府の二人三脚での『事実上の財政ファイナンス』であることを的確に述べている。誰がババを引くのかは歴史が教えてくれているかもしれない。2017/03/28

Galilei

7
国債は無論のこと、ETFの下落で日銀はたちまち債務超過。そのポートフォリオ(広義)は無茶苦茶。安倍と財界の差し金で積み上げた只の紙切れ。2019年末に来日したIMFは、消費税15%を提言。言うだけ無駄な安倍政権など無視して、直接、日本国民に警鐘を訴えた。▽消費税の輸出適応外は、元々フランスで始まり、狙いは輸出品のディスカウント。日本の酷さは、消費税の清算に1,6%の利子補給という、税金を不正流用した、国と与党から財界への謝礼。コロナウイルスがとどめで、著者の予想より早く、日本恐慌は秒読みに入ったようだ。

M_Study

7
日銀の資産膨張がどれだけ危険なレベルなのかを丁寧に解説している。fedやecbは量的緩和をするにあたって出口戦略も含めて丁寧な説明をしているが、日銀は時期尚早といって逃げ回ってばかり。マスコミも追求しないので知らない間に危機はどんどん膨張している。このまま行けばあるところで突然の変化、預金封鎖やら大増税やらハイパーインフレやらが起きそうである。あり得ない事ではない。70年前の日本も経験していることなのだ。2017/08/19

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