内容説明
京の千本通り、羅城門跡の旅籠に逗留中の眠狂四郎に、町奉行から呼び出しがかかった。禁裏から高い身分の姫が失踪、どうやら、大阪商人が関係しているようだ。御所が金のために姫を売った!? ひそかに姫を取り戻すべく、狂四郎は動きはじめる――表題作をはじめ、中、短篇8作品を集める。さらに狂四郎の創作秘話を綴ったエッセイ3篇も収録する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
72
格好良いです。もう惚れますね。ただの剣豪ではなく、ニヒルで影を潜めた孤高の剣客ヒーローというところに惹かれました。スピード感もあり、静謐さもあり、先の読めないストーリーが面白い。円月殺法を秘技に、剣客・謎解き・エロスの匂いが物語を彩ります。創作秘話エッセイが収録されているのも嬉しいですね。初めて眠狂四郎を読みましたが、他の作品も読んでみたくなりました。2016/02/10
マムみかん(*ほぼ一言感想*)
18
今年の集英社文庫「ナツイチ」ラインナップの中で、一番読みたいな〜と思った本。 数多く映像化されているので、自分なりの眠狂四郎のイメージはもっているのですが、やはり原作小説の世界で確認しなくちゃ片手落ちですよね。 この本は、長編の合間に書かれた短編やエッセイを収めた番外編ですが、本編への興味をかき立てるのに十分な面白さでした! 強烈にニヒリズムを漂わす主人公が素晴らしすぎます!! 昨今のダークヒーローが薄っぺらく思えちゃうよ☆ 2012/07/09
扉のこちら側
17
初読。3本のエッセイと8つの短編集。眠狂四郎の陰のある描写が好き。いつかシリーズ通して読みたい。2013/02/21
ettyan えっちゃん
4
急に眠狂四郎が読みたくなり、読み始める。新版は「京洛勝負帖」に短編数編とエッセイ3篇を含む。 中に数編、ミステリ風の作品もあるが、柴田錬三郎はミステリも書いているので、その影響がちょっと見える作品もあり、短編集ながら面白いセレクトになっている。ただ、いかにも眠狂四郎ならではの、おもしろい短編というと1作だけなので、もっと思いっきり、長編を読みたいと思ったので、もう少し再読していきたい。 2022/01/09
睦五郎
3
クールでニヒルだけやない人情味のある狂四郎様。ますます虜になりました。さて次はどこから攻めていこうかなあ?後、著者のエッセイがいい味出しています。確かにニヒルでかっこいい男書いた剣豪作家さんなんだからって思い込んでいるのはこっちの勝手だもんなあ。(^^;)2012/08/16




