山と溪谷社<br> 葉っぱのぐそをはじめよう - 「糞土思想」が地球を救う

個数:1
紙書籍版価格
¥1,540
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

山と溪谷社
葉っぱのぐそをはじめよう - 「糞土思想」が地球を救う

  • 著者名:伊沢正名
  • 価格 ¥1,232(本体¥1,120)
  • 山と溪谷社(2017/01発売)
  • 3月の締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/31)
  • ポイント 330pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784635500395

ファイル: /

内容説明

自然環境を守り、災害時のトイレ問題を解決(?!)、そのひとつがノグソだ。
「食は権利、ウンコは責任、野糞は命の返し方」と唱え、自然との共生を40年以上にわたってノグソというかたちで実践してきた伊沢正名氏。

人間が生きていくうえで欠かせないにも関わらず「良識」の下、隠され排除されてきた「ウンコ」という前例のないテーマは、『くう・ねる・のぐそ 自然に愛のお返しを』でも話題を呼んだ。

本書ではさらに熟成した思想を、春夏秋冬ノグソに使える実用的な葉っぱの図鑑とともに展開。
葉っぱ図鑑は、拭き心地、拭き取り力などを、長年の実践経験から細かく分類。

1.葉っぱノグソをはじめよう
サバイバルとノグソ、正しいノグソのしかた、ノグソへの疑問と批判に答える、ほか

2.葉っぱ図鑑
基本の10種、身近な雑草、ツル植物と木の葉、枯葉など

3.糞土思想
糞土思想とは、ウンコは良識の踏絵、先住民宣言、ほか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yomineko@猫と共に生きる

59
【お食事中の方閲覧注意】真面目な本。著者の実験によると便は自然に分解されるが紙は木から出来ているのに分解されない。そこで葉を使う。多くの葉っぱのうち、拭くの語源とされたフキが一番らしい。動物の様に昔は人間も自然に返して有難うの意を表明していたが、現代ではなされていない。28歳の女性も実践!紙の買い占めも不要、災害時も平気だった著者。便を汚いと言うがスカトールという便の成分は化粧品の原料になっている。枯葉や雑草を邪魔者扱いするのは生き物失格。植物のお陰で我々は生きている。おまるのまる=糞で、糞は俳句ではまり2022/03/11

鱒子

32
図書館本。以前読んだ本で「糞土師 伊沢正名」さんのことを知りました(何の本だったか思い出せないっorz)。そして、図書館の新刊コーナーでこの本を見つけ、読んでみました。ノグソにかける著者の情熱、そして環境問題にも言及した、熱い熱い本でした。とは言え、語り口は軽妙で、楽しかったです。お尻を拭くための葉っぱ図鑑も素敵です。しかし、住宅街に住んでおり、トイレ読書が大好きな私には、ノグソ生活は難しいです…2017/03/29

磁石

28
これから野糞を始めようと思ってる方々へ、おすすめのマニュアル本。やり方や意義等は著者の前作でやったので軽め、おしりを拭く葉っぱたちの標本が見事すぎる。「フキ」という野草は昔、本当におしりを「拭き」するために使われたんじゃないかと思えてくる。都心部や長距離移動中の携帯野糞法や、初心者向けのバケツ野糞法もよし。……バケツならすぐに、できるかもしれない。2017/11/04

ふぇるけん

21
あの名作(迷作?)『くう・ねる・のぐそ』の著者で糞土師を自称する伊沢氏の最新作。臭いものにはフタをせよとばかりに、流したウンコには無責任な現代人へ強烈な挑戦状をたたきつけている。中盤はお尻目線での植物図鑑。葉の質、尻触り、拭き取り力の5段階評価があります。第3章 糞土思想では著者の熱い思いを怒濤のようにたたきつけます。「食は権利、ウンコは責任、野糞は命の返し方」野糞回数13600回、連続野糞記録4793日に裏付けられた思想には迫力があります。読むとノグソしなければならない衝動に冗談でなく駆られます。2017/02/23

チェアー

19
とばしてるなあ、ヤマケイ。筆者はついに、のぐそを哲学に昇華させ、自らを「のぐそ原理主義」と評するに至った。書きっぷりは怖さすら感じるほどで、真理を認識した自分は迫害され、このままでは殉教すると言わんばかりだ。言っていることの核心には真理が含まれている。世界の循環を人間が邪魔しているということだ。言う(思う)はやすし、行うは難し。そこからのぐそに行き着くのは難しいのだが…。ああ、こんなことを言っている私こそ、最も攻撃されるべき人間なのかも。それにしてもこれを出版したヤマケイ。恐るべき出版社だ…。2017/04/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11246719
  • ご注意事項