内容説明
三家庭に襲いかかった惨劇は、あの夜と関わっているのか? 家庭内暴力、援助交際、恍惚老人――それぞれに家族問題を抱えながら、ある夜、三人の男は偶然同じバスに乗り合わせた。運転手が急病を起こしたものの、幸い事故にも至らず別れただけの三人だったが?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yomineko@猫と共に生きる
67
3人が居合わせたバスの事故。運転手が急死するも乗客の機転で助かる。その3人の周りに死の影が忍び寄る。本人が死んだり家族が死んだりと不穏な状況。バス事故が絡んでいなさそうで絡んでいる。話の進め方がとてもうまくて引き込まれた。「罪と罰」の引用もあって好きな作品となった。棟居刑事っていいですね。大上さん、牛尾さんコンビもいいですが。更に読みたい森村誠一先生。先日貫井徳郎で裏切られたので余計楽しめた作品でした📚2022/07/04
Kitahiro
0
Kindle2023/02/18