内容説明
俺の彼女は、七日に一度、世界を滅ぼす。
世界は滅びの危機を迎えていた。
一週間に一度、世界を破滅させる、ふたりの少女――魔王によって。
崩壊を防ぐ手段は、一人の魔王が、もう一方の魔王を、殺すこと。
ある日、かつて魔王のために家族を失った少年・真一の前に、
美しい少女が――静馬火憐が近づく。
だが、まさしく彼女の正体こそ、歴史上最強の魔王だった！
おまけに、火憐が新たな魔王を倒すために提案した秘策が――
「あんた、私の彼氏になりなさい」だった……。
一週間でデートを重ね、たった二人で世界を救え！
相性最悪カップルの、世界をかけた週間戦争、開幕!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しぇん
5
表紙のヒロインのこの妙なポーズは何なんだろう？世界を救う為には7日間に一度少女を殺さなければいけないという救いの無いお話の中のラブコメですね。二昔前にはやったセカイ系のお話にちょっと近い感じがしました。殺×愛を何となく思い出したりも。 作者はこれがデビュー作だそうですが、ぽにきゃん文庫にしては結構面白かったです。ただ、今の時代ではうけないような気も。2014/01/09
サキイカスルメ
4
うむー、物語自体の救われない雰囲気とかは好きですが、登場人物が合わなくてなんだか悔しい。二人の少女が魔王と呼ばれる力を与えられ、７日間二人とも生存してしまうと世界が滅ぶ災厄が起きてしまう世界で出会った魔王を憎む男の子と魔王な女の子のお話。生き残るためには片方の魔王を殺すことが必要なのですが、魔王は本人の意思に関係なく選ばれるので罪のない女の子を殺すことになるんです。そのことへの罪悪感や苦悩が薄かったんじゃないかな、と。デートとかいいから、もっと殺す女の子の話を…となるとヒロイン薄くなっちゃうか。難しい2014/01/11
シュエパイ
3
一週間に一度、必ず一人の少女の命を奪って血をすすりなさい、と。誰か決めたか非業の世界ルールに従って争う二人の少女（魔王）たち。そして、いつでも焦土の中にたった一人取り残される少年、と。容赦なく奪われて喪われていくだけのストーリーなのに、なぜかいやな感じでもないのは、なんでかなぁ・・・？最後に出てきたのは、始まりのあの少女なのかな、次の物語も少し読んでみたいような2014/01/14
あさい
1
事情があって恋愛ごっこをしなきゃならなくなった、魔王と魔王を倒したい少年の話。うーん、どうしてそこまでして恋愛ごっこをしなきゃならないのか？別に新しい魔王は彼氏がいるわけではないのだから、絆の強化なら友情でも良いだろうし、そこまで恋愛という方面にしなきゃならないわけじゃないだろう？と気になった。2016/08/01
ミヤザワ
1
ゴミのように人が死ぬ。敵が悪逆無道ならいいんだけど、元は普通の少女というのが悲しみをさそう。敵を知るために敵の行動をまねるという方法はさておき、相手に感情移入しすぎて涙を流すヒロインが尊い。世界を救うために世界を滅ぼす魔王と恋愛する。この設定だと先行作品の『デート・ア・ライブ』があるのでヒットは難しいか。今後の展開に期待します。2014/01/17
